宮入バ、今期経常を一転赤字に下方修正

　宮入バルブ製作所 <6495> [東証２] が2月8日大引け後(16:30)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比99.1％減の100万円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同損益を従来予想の7000万円の黒字→2000万円の赤字(前期は1億0100万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の7700万円の黒字→1300万円の赤字(前年同期は2600万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比79.5％減の800万円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の2.4％→0.6％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2018年11月２日に公表しました2019年３月期の通期業績予想につきまして、売上高について、ＬＰＧバルク付属機器の交換需要の立ち上がりが、現在のところ、公表時点での予想よりもなお大幅に遅れていること、および暖冬による影響でＬＰガス容器用弁の需要も想定を下回ったことにより、更に修正をいたします。売上高の想定以上の落ち込みに加え、内製化の促進による外注加工費の削減をはじめとする原価低減の努力の浸透には時間を要する見込みのため、営業利益、経常利益および当期純利益の各数値についても修正いたします。なお、配当予想につきましては変更ありません。※上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって、予想値と異なる可能性があります。