ピラー、今期経常を一転18％増益に上方修正、配当も5円増額

　日本ピラー工業 <6490> が2月4日大引け後(15:20)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.2％増の31.5億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の36億円→44億円(前期は37.2億円)に22.2％上方修正し、一転して18.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17.5億円→25.5億円(前年同期は19.2億円)に45.7％増額し、一転して32.9％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→45円(前期は40円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比43.4％増の13億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の12.2％→17.5％に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期通期の連結業績予想につきましては、前回予想に比べ売上高は半導体・液晶製造装置関連業界向けピラフロン製品で増加すると予想されますので、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益をそれぞれ上記のとおり修正いたします。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題の一つとして位置づけ、安定的かつ継続的な配当と配当水準の向上に努めるという基本方針のもと、配当性向30％以上を目標として実施してまいります。　第３四半期までの業績の動向を踏まえ、株主還元を更に高めるため、2021年3月期の期末配当につきまして配当予想を修正することといたしました。