ヨシタケ、前期経常を27％上方修正、配当も8円増額

　ヨシタケ <6488> [ＪＱ] が5月14日大引け後(15:10)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の6.1億円→7.7億円(前の期は9億円)に27.4％上方修正し、減益率が32.7％減→14.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3億円→4.6億円(前年同期は4.7億円)に55.7％増額し、減益率が37.4％減→2.5％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の22円→30円(前の期は34円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度の業績につきましては、新型コロナウィルス感染症拡大による落ち込みが想定したほどとならなかった為、売上高は前回発表予想を上回る見込みとなりました。利益面では、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも、減収予想の縮小効果により、前回発表予想を上回る見込みとなりました。　なお、今後の景気動向を注視し業績予想の見直しが必要になった場合には速やかに開示することといたします。

　　2021年３月期の期末配当予想につきましては、当初１株当たり22円00銭としておりましたが、通期業績予想を上方修正することに伴い、１株当たり30円00銭と修正いたします。当社は株主に対する配当額の決定は最重要政策のひとつと考えており、基本的には利益に対応して配当性向30％以上を目標に配当額を決定する方針であります。株主の皆様におかれましては何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。※上記に記載した業績予想および配当予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績および配当額は今後の様々な要因によって上記予想数値と異なる場合があります。