放電精密、今期最終を赤字拡大に下方修正

　放電精密加工研究所 <6469> [ＪＱ] が1月7日大引け後(16:00)に決算を発表。21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終損益は5.4億円の赤字(前年同期非連結は0.4億円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の8.9億円の赤字→10.4億円の赤字(前期は1.8億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結最終損益も従来予想の5.8億円の赤字→7.3億円の赤字(前年同期は4億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結最終損益は2.4億円の赤字(前年同期非連結は1.7億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、売上営業損益率は前年同期の-6.5％→-2.5％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年２月期の通期連結業績予想につきましては、2020年10月６日に公表いたしました売上高、営業利益、経常利益は前回の発表の予想数値から変更はありませんが、特別損失として、上記の希望退職者の募集に伴い発生する特別加算金等の特別退職金146百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益が減少する見込みであります。