水道機、今期経常を2.3倍上方修正

　水道機工 <6403> [東証Ｓ] が12月21日大引け後(17:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の1.5億円→3.5億円(前期は4億円)に2.3倍上方修正し、減益率が63.3％減→14.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.3億円→12.3億円(前年同期は8.3億円)に19.3％増額し、増益率が24.9％増→49.0％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1) 売上高及び営業利益　2024年3月期下期において、当社グループの上下水道事業において、上期からの仕入検収ずれ込みや下期工事出来高の増加、メンテナンス分野での受注増加により増収が見込まれる見通しとなったことから2024年3月期通期業績予想として売上高を230億円、営業利益を3.5億円へ上方修正いたします。(2) 経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益　直近状況において、SKME社(*)における手持工事遂行のための株主支援の進捗状況及び債務超過額に対する株主負担を考慮し同社に関連した持分法による投資損失額を見積もった結果、貸付金に対する貸倒引当金戻入額等の発生による営業外収益の範囲で吸収できる見込みとなりました。その見込みをベースとして、前述の営業利益増益により、経常利益３億50百万円（前回予想：1億50百万円）として業績予想を上方修正いたします。また、前述の営業利益、経常利益の状況から、親会社株主に帰属する当期純利益を２億円として業績予想を上方修正いたします。　*SKME社:在サウジアラビアの持分法適用関連会社であるSuido Kiko Middle East社