兼松エンジは５カ月ぶり高値更新、１５年３月期業績予想と配当予想を上方修正

　兼松エンジニアリング<6402.T>が３日続伸し、９月４日につけた昨年来高値７９４円を約５カ月ぶりに更新した。５日の取引終了後、１５年３月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の８５億円から８６億円（前期比９．２％増）へ、営業利益を同６億５２００万円から６億７８００万円（同２１．７％増）へ、純利益を同４億１４００万円から４億２３００万円（同２１．２％増）へ上方修正したほか、従来１２円を予定していた期末一括配当を１５円増額して２７円（前期１８円）にすると発表したことが好感されている。
　同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高６０億２３００万円（前年同期比１０．０％増）、営業利益４億７６００万円（同３２．８％増）、純利益３億円（同４１．５％増）と大幅増益となった。引き続き主力製品の強力吸引作業車や高圧洗浄車の販売が好調に推移し、リピート案件の増加や公共事業や民間投資の拡大で受注も好調としている。

兼松エンジの株価は９時５６分現在７９７円（△３８円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）