加地テック、上期経常は2％増益で着地

　加地テック <6391> [東証２] が10月29日大引け後(16:30)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比1.6％増の1.9億円となり、通期計画の4.7億円に対する進捗率は5年平均の19.0％を上回る40.6％に達した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益は前年同期比20.3％増の2.7億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の経常利益は前年同期比10.7％減の1.5億円に減り、売上営業利益率は前年同期の14.3％→12.5％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の業績予想につきましては、燃料電池車(FCV)用水素ステーション向け案件が、前年対比では増加傾向にあるものの、当初見込んでいた多くの水素ステーションの建設が保留、又は遅延する傾向にあり、受注時期が当事業年度の下期以降にずれ込んだことで、当年度の販売が難しくなり、売上高は前回予想を下回る見込みです。一方、現在建設中の本社総合組立工場の一部稼働に伴い、諸経費及び減価償却費等が前年対比では増加しているものの、その他の経費節減や圧縮機の仕様の見直し等により更なるコスト削減が可能となった為、営業利益、経常利益及び当期純利益については前回予想から変更ありません。　※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき算出しており、実際の業績は今後様々な要因により異なる可能性があります。