サムコ、今期経常を2％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も15円増額

　サムコ <6387> [東証Ｐ] が5月15日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年7月期の経常利益(非連結)を従来予想の22.4億円→22.8億円(前期は20.8億円)に1.8％上方修正し、増益率が7.3％増→9.2％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の経常利益も従来予想の12.2億円→12.6億円(前年同期は10.2億円)に3.3％増額し、増益率が19.9％増→23.8％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の45円→60円(前期は45円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の業績予想につきましては、生産用途向けの販売で遅れが出ましたが概ね予想通りに推移しており、売上高は４期連続で過去最高を更新するものの前回発表予想を下回る見通しです。販売価格の値引き抑制、操業度向上などにより売上高総利益率は高水準を維持しており、営業利益は５期連続、経常利益と当期純利益は６期連続で過去最高を更新し、前回発表予想を上回る見通しです。

　　当社は株主の皆様への利益還元を経営の重点政策として位置付けております。経営体質の強化と研究開発のための設備投資等のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続する基本方針のもと、余剰資金については業績連動的な配当の考え方を合わせて取り入れております。　上記の株主還元方針及び通期業績予想等を踏まえ、当期の期末配当予想を１株当たり15円増配の60円に修正いたします。