日機装が大幅続伸、オイル＆ガス分野向け好調で１３年３月期業績予想を上方修正

　日機装<6376.T>が大幅続伸し約１カ月ぶりに昨年来高値を更新した。４日の取引終了後、１３年３月期の連結業績見通しを従来予想の売上高９７０億円、経常利益６５億円から、売上高１０４０億円（前期比１５．４％増）、経常利益８５億円（同３３．４％増）に上方修正したことを好感。オイル＆ガス分野の活況を背景に独ＬＥＷＡ社の業績が堅調に推移したことに加えて、活発な航空機需要により航空宇宙事業が順調に拡大したこと、また、医療部門で透析装置の国内販売が引き続き好調に推移したことなどが要因としている。
　さらに、業績予想の上方修正性に伴い、従来６円としていた期末配当を８円に引き上げ、年間配当を１４円（従来１２円、前期１２円）にすると併せて発表しており、これもプラス評価されているようだ。

日機装の株価は０９時４８分現在１１４１円（△１０６円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）