2009年3月期の連結純利益が前期比67％減の250億円になる見通しだと発表した。従来予想は610億円。主力の欧州市場が急速に冷え込み、エアコンや業務用空調の販売減少が響く。半導体・自動車向け化学素材も落ち込む。海外売上高比率が6割を超えており、円高の進行も収益を圧迫する。
　売上高は7％減の1兆2000億円となる見込み。従来予想は1兆3000億円。海外で最大市場である欧州で天候不順の影響や消費低迷により、エアコン需要が急減速。09年3月期の空調事業の売り上げは7％減の1兆570億円となる見通し。暖房事業や新興国市場の販売を強化して、収益基盤の立て直しを急ぐ。為替レートは昨年11月時点で下期に1ドル＝100円、1ユーロ＝125円と想定していたが、第4四半期は1ドル＝90円、1ユーロ＝115円に修正した。円高に振れることで、前期比で売上高が1100億円目減りし、営業利益は270億円押し下げられるというnewsミミ