2,122円
タカトリのニュース
■松屋R&D <7317> 1,472円 (+300円、+25.6%) ストップ高
松屋アールアンドディ <7317> [東証G]がストップ高。5月31日の取引終了後、オムロン ヘルスケア(京都府向日市)との資本・業務提携を強化すると発表しており、これが好材料視された。従来から松屋R&Dはオムロンヘルスケアに対して血圧計用腕帯を供給し、また、オムロンヘルスケアは松屋R&D株式の発行済株式数の9.48%を保有しているが、提携関係を強化することで新製品の開発や経営上の課題に共同で取り組む。オムロンヘルスケアは6月2日付で松屋R&D株式3万株を取得するほか、6月6日から1年以内に15%を超えない範囲で松屋R&D株式の買い付けを行う予定だ。
■ガーラ <4777> 422円 (+80円、+23.4%) ストップ高
ガーラ <4777> [東証S]がストップ高。同社は5月31日、子会社が開発し、同月18日から東南アジア向けにサービスを開始したHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」の売上高が、サービス開始から13日目で84万ドル(約1億円)を突破したと発表。ユニークユーザー数は約20万人に到達したとしており、これが買い手掛かりとなったようだ。フリフユニバースは累計ダウンロード数5000万人を突破した「Flyff Online」のHTML5版で、ユーザーはアプリのダウンロードが不要でパソコンやモバイルのWeb環境でゲームを簡単に楽しむことが可能。今後はNFTゲーム/ブロックチェーンゲームとしてサービス提供を予定しているという。
■東京通信 <7359> 863円 (+150円、+21.0%) ストップ高
東京通信 <7359> [東証G]がストップ高。5月31日の取引終了後に22年12月期業績予想の下方修正とともに、 メタバース分野での事業展開に向けたコンテンツ開発会社への出資を発表。朝方は業績下方修正が嫌気される形で安く始まったものの、売り一巡後にはメタバース分野での取り組みを材料視した買いが入り、前日31日に続きストップ高まで上昇した。今期業績予想の下方修正では、売上高が59億円から53億円(前期47億3100万円)へ、最終損益が2億3000万円の黒字から1億4000万円の赤字(同2億200万円の黒字)へ引き下げられた。直近の業績動向や先行投資の前倒し、本社移転に関する影響を踏まえて見直しを行ったという。業績修正とあわせて、エンターテインメントコンテンツの企画開発を手掛けるオーバース(東京都千代田区)に出資したと発表した。今回の出資をアイドルとメタバースを組み合わせたビジネス展開の足掛かりにする方針で、東京通信が持つファンビジネスの企画運営ノウハウを活用していくという。
■タカトリ <6338> 1,799円 (+300円、+20.0%) ストップ高
タカトリ <6338> [東証S]がストップ高。5月31日の取引終了後、パワー半導体向けSiC(炭化ケイ素)材料切断加工装置の大口受注を獲得したと発表しており、これを好感した買いが膨らんだ。受注先は海外企業で、受注金額は約80億4400万円。売り上げ計上時期は、23年9月期と24年9月期上半期の予定。
■日水薬 <4550> 1,139円 (+150円、+15.2%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。日水製薬 <4550> [東証P]がストップ高。島津製作所 <7701> [東証P]が5月31日の取引終了後、同社の完全子会社化を目的としてTOBを実施すると発表しており、TOB価格である1714円にサヤ寄せする格好となった。両社は15年5月以降、臨床検査において業務提携を行っているが、今回の買収により島津は、臨床検査試薬の原料となる抗体ビーズ製造や感染症検査領域における新たな製品の開発・販売、微生物同定事業の強化・クロスセルなどでシナジーを狙う。買付予定数は1028万8054株(下限282万3300株・上限設定なし)で、買付期間は6月下旬から7月下旬を予定。TOB成立後、日水薬は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は5月31日付で日水薬株式を監理銘柄(確認中)に指定している。
■ACCESS <4813> 650円 (+71円、+12.3%)
東証プライムの上昇率2位。ACCESS <4813> [東証P]が急反騰。5月31日の取引終了後に発表した23年1月期第1四半期(2-4月)の連結決算で、売上高が27億4200万円(前年同期比57.9%増)、営業損益が6億9500万円の赤字(前年同期10億1700万円の赤字)となり、営業赤字が大幅に縮小したことが好感された。IoT事業における受託案件が増加したほか、ネットワーク事業におけるホワイトボックスソリューションの新規受注件数も増加した。なお、通期業績予想は、売上高118億円(前期比19.8%増)、営業損益15億円の赤字(前期32億1900万円の赤字)の従来見通しを据え置いた。同時に、上限を200万株(発行済み株数の5.05%)、または16億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は6月1日から11月30日までで、株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、機動的な資本政策を遂行することが目的という。
■ツカダGHD <2418> 359円 (+31円、+9.5%)
東証プライムの上昇率3位。ツカダ・グローバルホールディング <2418> [東証P]が急反発。直営による欧米邸宅風施設を使った婚礼ビジネスを展開しており、リオープン関連の一角としてマーケットの視線を集めた。また、ホテル事業にも力を入れており、今月から外国人観光客の入国規制は順次緩和される方向で、収益環境にプラスの変化が生じている。22年12月期は営業損益が53億2500万円の黒字(前期は63億9100万円の赤字)と急回復が見込まれている。信用買い残もピーク時からかなり整理進捗が進んでいる。直近データではやや増勢にあるものの72万株にとどまっており、300円台半ばという株価水準を考慮すれば、戻り売り圧力は限定的といえる。
■菱洋エレク <8068> 2,297円 (+187円、+8.9%)
東証プライムの上昇率5位。菱洋エレクトロ <8068> [東証P]が急反発、25日移動平均線を足場に上値追いに拍車がかかった。三菱電機系のエレクトロニクス商社で、半導体の活況を背景に足もとの業績は絶好調に推移している。電子部品の供給不足などサプライチェーン問題や原料価格高騰の影響はあるものの、製造業全般の生産活動や設備投資意欲は旺盛であり、同社のビジネス環境に吹く追い風は強い。同社が31日取引終了後に発表した23年1月期第1四半期(22年2-4月)決算は営業利益が前年同期比2.5倍の11億6400万円と急拡大、通期計画に対する進捗率は50%に達しており、増額修正に期待した買いを呼び込んだ。
■メルカリ <4385> 2,280円 (+151円、+7.1%)
メルカリ <4385> [東証G]が3日続急伸。5月31日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、6月7日付で東証グロースから東証プライムへ市場変更されることになったと発表したことが好感された。同社は、インターネット上でフリーマーケット(フリマ)サービス「メルカリ」を運営するほか、スマートフォン決済サービス「メルペイ」なども展開。22年6月期連結業績は売上高1470億円(前期比38.5%増)、経常損益46億円の赤字(前期49億7500万円の黒字)を見込む。
■ライオン <4912> 1,533円 (+94円、+6.5%)
ライオン <4912> [東証P]が5日続急伸。5月31日の取引終了後、バングラデシュに、同国で事業を展開するカロール社と日用品販売の合弁会社を設立すると発表しており、これを好感した買いが入った。合弁会社ライオンカロールは、ライオン75%、カロール社25%の出資で9月下旬に設立する予定。ライオンではこれまで海外関係会社を通じてバングラデシュ市場への一部商品の輸出を行ってきたが、持続的成長が見込まれる同市場における事業拡大を目指し本格的に参入するという。
■トリケミカル <4369> 2,733円 (+158円、+6.1%)
トリケミカル研究所 <4369> [東証P]が急反発。5月31日の取引終了後、23年1月期第1四半期(2-4月)の決算を発表。売上高が前年同期比20.2%増の31億1900万円、純利益が同37.0%増の12億9300万円と大幅増収増益で着地しており、これが好感されたようだ。国内外での活発な半導体製造設備への投資が追い風となったほか、経費削減やグループ会社・部門間の連携深化に向けた取り組みなどが奏功した。また、韓国関係会社の持ち分法による投資利益の計上も寄与した。なお、通期見通しについては従来予想を据え置いた。
■三和HD <5929> 1,310円 (+74円、+6.0%)
三和ホールディングス <5929> [東証P]が急反発、年初来高値を3ヵ月半ぶりに更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は5月31日、同社株のレーティングの「オーバーウエイト」を継続するとともに、目標株価を1750円から1800円に引き上げた。22年3月期の連結営業利益は355億円と過去最高益を更新。23年3月期以降は、国内外での非住宅向けの需要増加が寄与し、連続最高益を見込んでいる。今3月期の同利益は従来予想の386億円から400億円(会社計画390億円)、24年3月期の同利益は403億円から424億円にそれぞれ上方修正している。
■フジミインコ <5384> 6,180円 (+320円、+5.5%)
半導体ウエハー用研磨材大手のフジミインコーポレーテッド <5384> [東証P]が4日続急伸。同社は5月31日取引終了後に、23年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比11.9%増の135億円としたほか、年間配当計画を前期比15円増配の200円としていることが好感されたようだ。売上高は同12.1%増の580億円を見込む。サーバー向けなどを中心に半導体の需要は根強く、これが追い風になるとみている。なお、22年3月期通期の連結決算は売上高が前の期比23.3%増の517億3100万円、営業利益が同57.9%増の120億5900万円で着地。期末配当を従来計画比5円増額の100円とし、中間配85円とあわせた年間配当は185円(前の期は115円)となる。
※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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