新生産拠点（木更津）の本格稼働が、次期予想における営業益黒字化の理由と思われる。新聞・印刷業は斜陽なれど、時代の流れで完全に消えてしまう類の業種ではないではない為、新工場での効率化、新鋭機器の業績寄与に期待したい。

一部で期待された工場跡のショッピングセンター化は、土地ごとSC運営会社に売却済み。ささやかれた不動産業への転業はないと思われる。ただ、社宅跡にも商業・オフィスビルを立てており、近日本格稼働。副業としての家賃収入は大きい。

なにぶん、株主の筆頭以下に大手金融系が居並んでいるので、簡単に倒産ということはなかろう。意思決定面でのコントロールも効いているはず。（次期予想通りになるかどうかはともかく）あまりルーズな業績予想は出せないであろう。

海外戦略も含めて見ると、底は脱した感が無きにしも非ず。ただ短期的には、アベノミクスのブームが下火となった場合、一時的に暴落するリスクは残す。