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東洋エンジニアリングのニュース
東洋エンジニアリング株式会社(取締役社長 細井栄治、以下TOYO)は、PTT Global Chemical Public Company Limited (ピーティーティーグローバルケミカル、COO Pornsak Mongkoltrirat、以下GC)と、GCが所有するプラント全体のエネルギー消費の削減と熱交換効率の向上に焦点を当てた低炭素プラント運営について協力していくことを目的とした覚書(MOU)を締結しました。
この協力の中核をなすのが、TOYOが独自に開発した省エネ・温室効果ガス(GHG)排出削減技術Hybrid Energy system Re-Optimization (HERO)です。GCは2050年までにGHG排出量をネットゼロにするための取り組みにおいて、HEROが重要な役割を果たすと考えています。
GCの最高執行責任者(COO)であるPornsak Mongkoltrirat氏は、この協力の重要性を次のように強調しています。「TOYOと提携してHERO技術を導入することは、エネルギー効率を最大化しつつコストを最小化するという点で、GCの生産拠点のレベルを向上させることができます。また、今回のMOU締結は、革新と技術を通じて、ビジネスの成長と持続可能性のバランスを取る『3 Steps + Evolution』戦略に沿ったものです。このパートナーシップは、持続可能性へのコミットメント、環境に与える影響の最小化、そして2050年までに低炭素組織になるというGCの使命を推進することを強化します。」
TOYOの 取締役社長 細井栄治は、今回のMOU締結について、次のようにコメントしています。「TOYOがミッションとして掲げている『エンジニアリングで地球と社会のサステナビリティに貢献する』と合致するような、画期的な取り組みに参加できることを光栄に思います。また、テクノロジープロバイダーとして、私たちは化学産業向けの エネルギー保全および脱炭素化ソリューションのイノベーションを推進することを目指しています。この協力は、カーボンニュートラルな社会の実現を促進し、GCおよび世界の持続可能な開発を支援するというTOYOの取り組みを強化するものになります。」
MOUのポイント:
1. エネルギー効率化と脱炭素化の推進
TOYOは、製油所や5つのスチームクラッカープラントを含むGCグループの主要プラントの詳細な評価を実施します。HEROを活用することで、GCの大部分の施設の二酸化炭素排出量を大幅に削減し、全体的なエネルギー効率を向上させることを目的としています。
2. 両社間で知識とノウハウを共有
両社は、それぞれの能力をさらに発展させるために、人財の交流と専門知識の交換に合意しました。TOYOはGCのプラント運営に関する知見を得るとともに、GCはTOYOのエネルギー効率化と脱炭素化に向けた技術的知見から恩恵を受けることになります。
GCは、すでに2つのプラントにHERO技術を導入しています。TOYOは、タイの石油化学産業の脱炭素化の実現を支援するとともに、GHG排出量を抑制するための世界的な取り組みに貢献することに引き続き取り組んでいきます。
11月8日に東京で行われた調印式 左から、GC Pudit Suttrasirikul 技術部長、GC Pornsak Mongkoltrirat COO、TOYO 松室 健 専務執行役員、TOYO 若林敏祐 先進技術ビジネス部長
GCについて
PTT Global Chemical Public Company Limited (GC)は、「Chemistry for Better Living」というビジョンに基づき、革新的なプラスチックと化学製品で人々の生活を向上させることを目指す、世界をリードするグローバルな化学会社です。環境、社会、企業統治(ESG)のバランスを優先し、循環型経済の概念の下で資源の最大活用を目指すビジネスを展開しています。GCは、メガトレンドに対応しつつ、すべてのステークホルダーの期待に応える製品とソリューションの革新に注力しています。
GCは、S&P Globalによる Dow Jones Sustainability Indices(DJSI)の化学セクターで、5年連続(2019-2023)で最高スコアを獲得し、世界第1位にランクインした企業です。また、Carbon Disclosure Project (CDP)による水管理と気候変動における環境管理でリーダーシップレベル(Aリスト)に評価されています。現在、GCはタイに50の運営拠点を持ち、世界で43の拠点、20か国に33の技術センターを展開しており、総従業員数は11,202人です。2023年の売上高は616,635百万バーツに達しました。GCは、明確な戦略と計画を設定し、追跡可能な形で持続可能なビジネス成長を確保しながら、低炭素組織への移行を進めています。2030年までにGHG排出量を20%削減し、2050年までにネットゼロを達成することを目指しています。
※データは2023年12月31日時点
HEROとは?
HEROは、近年、人工知能(AI)に分類されている数理最適化を活用して、TOYOが開発した、省エネ・GHG排出削減技術です。HEROは、以下の点で優れたエネルギー効率を実現するソリューションを提供します。
・大きな設備改造をすることなく、大幅なエネルギー効率改善を実現。
・従来の手法でエネルギー効率がすでに最適化されている工場でも、エネルギー消費をさらに削減。
== 関連する情報はこちらから ==
▼2023年12月14日 事業戦略説明会「TOYOの化学プロセス産業向けプラント省エネ・脱炭素ソリューション」
https://www.toyo-eng.com/jp/ja/company/plan/mid-meeting/pdf/202312_%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%88%A6%E7%95%A5%E8%AA%AC%E6%98%8E%E4%BC%9A_HERO&SH_final.pdf
▼2023年10月3日プレスリリース「タイの石油化学産業向けに省エネルギー・脱炭素コンサルティングサービス「HERO」プロジェクトを初受注」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000107878.html
この協力の中核をなすのが、TOYOが独自に開発した省エネ・温室効果ガス(GHG)排出削減技術Hybrid Energy system Re-Optimization (HERO)です。GCは2050年までにGHG排出量をネットゼロにするための取り組みにおいて、HEROが重要な役割を果たすと考えています。
GCの最高執行責任者(COO)であるPornsak Mongkoltrirat氏は、この協力の重要性を次のように強調しています。「TOYOと提携してHERO技術を導入することは、エネルギー効率を最大化しつつコストを最小化するという点で、GCの生産拠点のレベルを向上させることができます。また、今回のMOU締結は、革新と技術を通じて、ビジネスの成長と持続可能性のバランスを取る『3 Steps + Evolution』戦略に沿ったものです。このパートナーシップは、持続可能性へのコミットメント、環境に与える影響の最小化、そして2050年までに低炭素組織になるというGCの使命を推進することを強化します。」
TOYOの 取締役社長 細井栄治は、今回のMOU締結について、次のようにコメントしています。「TOYOがミッションとして掲げている『エンジニアリングで地球と社会のサステナビリティに貢献する』と合致するような、画期的な取り組みに参加できることを光栄に思います。また、テクノロジープロバイダーとして、私たちは化学産業向けの エネルギー保全および脱炭素化ソリューションのイノベーションを推進することを目指しています。この協力は、カーボンニュートラルな社会の実現を促進し、GCおよび世界の持続可能な開発を支援するというTOYOの取り組みを強化するものになります。」
MOUのポイント:
1. エネルギー効率化と脱炭素化の推進
TOYOは、製油所や5つのスチームクラッカープラントを含むGCグループの主要プラントの詳細な評価を実施します。HEROを活用することで、GCの大部分の施設の二酸化炭素排出量を大幅に削減し、全体的なエネルギー効率を向上させることを目的としています。
2. 両社間で知識とノウハウを共有
両社は、それぞれの能力をさらに発展させるために、人財の交流と専門知識の交換に合意しました。TOYOはGCのプラント運営に関する知見を得るとともに、GCはTOYOのエネルギー効率化と脱炭素化に向けた技術的知見から恩恵を受けることになります。
GCは、すでに2つのプラントにHERO技術を導入しています。TOYOは、タイの石油化学産業の脱炭素化の実現を支援するとともに、GHG排出量を抑制するための世界的な取り組みに貢献することに引き続き取り組んでいきます。
11月8日に東京で行われた調印式 左から、GC Pudit Suttrasirikul 技術部長、GC Pornsak Mongkoltrirat COO、TOYO 松室 健 専務執行役員、TOYO 若林敏祐 先進技術ビジネス部長
GCについて
PTT Global Chemical Public Company Limited (GC)は、「Chemistry for Better Living」というビジョンに基づき、革新的なプラスチックと化学製品で人々の生活を向上させることを目指す、世界をリードするグローバルな化学会社です。環境、社会、企業統治(ESG)のバランスを優先し、循環型経済の概念の下で資源の最大活用を目指すビジネスを展開しています。GCは、メガトレンドに対応しつつ、すべてのステークホルダーの期待に応える製品とソリューションの革新に注力しています。
GCは、S&P Globalによる Dow Jones Sustainability Indices(DJSI)の化学セクターで、5年連続(2019-2023)で最高スコアを獲得し、世界第1位にランクインした企業です。また、Carbon Disclosure Project (CDP)による水管理と気候変動における環境管理でリーダーシップレベル(Aリスト)に評価されています。現在、GCはタイに50の運営拠点を持ち、世界で43の拠点、20か国に33の技術センターを展開しており、総従業員数は11,202人です。2023年の売上高は616,635百万バーツに達しました。GCは、明確な戦略と計画を設定し、追跡可能な形で持続可能なビジネス成長を確保しながら、低炭素組織への移行を進めています。2030年までにGHG排出量を20%削減し、2050年までにネットゼロを達成することを目指しています。
※データは2023年12月31日時点
HEROとは?
HEROは、近年、人工知能(AI)に分類されている数理最適化を活用して、TOYOが開発した、省エネ・GHG排出削減技術です。HEROは、以下の点で優れたエネルギー効率を実現するソリューションを提供します。
・大きな設備改造をすることなく、大幅なエネルギー効率改善を実現。
・従来の手法でエネルギー効率がすでに最適化されている工場でも、エネルギー消費をさらに削減。
== 関連する情報はこちらから ==
▼2023年12月14日 事業戦略説明会「TOYOの化学プロセス産業向けプラント省エネ・脱炭素ソリューション」
https://www.toyo-eng.com/jp/ja/company/plan/mid-meeting/pdf/202312_%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%88%A6%E7%95%A5%E8%AA%AC%E6%98%8E%E4%BC%9A_HERO&SH_final.pdf
▼2023年10月3日プレスリリース「タイの石油化学産業向けに省エネルギー・脱炭素コンサルティングサービス「HERO」プロジェクトを初受注」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000107878.html
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