コマツの売買予想

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買い予想

来週カンブリア宮殿に社長出演

予想株価
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現在株価との差-4,522 (-100.00%) 
登録時株価
2,590.0円
獲得ポイント
+212.00pt.
収益率
+74.59%
期間
理由
コマツは30日、2008年3月期の連結決算(米国会計基準)見通しについて、営業利益を3250億円(前年比32.8%増)とする従来の予想を据え置いた。新興国を中心に想定以上の売上高が見込めるものの、ドル/円相場が円高に推移、為替変動要因があるほか、製品の運搬に不安が生じるなど船積みリスクを考慮した点を据え置きの理由としている。  なお、この予測値は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト20人の予測平均値3305億円を55億円下回った。    地域別では、北米が景気停滞を背景に落ち込んでいるものの、新興国を中心とした他地域の拡大でカバーしている。主力である建設・鉱山機械の地域別売上高は、4─12月の9カ月累計で米州が前年同期比1.1%減となった一方、欧州・CISが同45.7%増、中国が同66.4%増、アジア・オセアニアが同42.4%増、中近東・アフリカが43.5%増、日本が同1.6%増となった。
 落ち込みを記録した米州にしても「中南米向けの鉱山機械に関しては拡大している」(鈴木康夫・専務経営企画室長)という。鉱山機械に関しては、銅、鉄鉱石、石炭など資源価格の高騰に歩調を合わせるように、昨年末現在の受注残がコマツ単体で前年比60%増、コマツアメリカで同43%増と大幅増を確保した。
 
 会社側では「これまでの勢いは落ちていない」(鈴木専務)としているものの、通期の見通しについて変えていない。
 これについて、同社の木下憲治常務CFOは「為替がドル安/円高に振れている点を考慮した。この点は新興国の需要拡大でカバーできる」とする一方で「物流面について不安を感じており、船積みリスクを織り込んだために上方修正しなかった。その部分が業績上振れ余地となる。ただ、船積みリスクについては1年ほど続きそうで、この問題は解決まで時間がかかりそうだ」とコメントした。船積みについては自動車業界との間で船舶手当てが競合、厳しい状況にあるという。
 
 同社は通期平均の為替前提について、ドル/円を従来の117円から114円に、ユーロ/円を159円から162円に変更。第4四半期(1─3月)については、ドル/円を106円、ユーロ/円を156円に設定した。

 一方、2009年3月期の展望に関しては「全体としては現在の好調が続きそうだ。世界全体で10%の需要増となるのではないか」(木下CFO)という。今年度に15─20%程度落ち込む見込みの米国については、若干のマイナスまで持ち直すほか、中国の勢いが続くと会社側では想定している。
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