日精樹脂が９００円突破、中国向け好調、地方創生関連の切り口も

　日精樹脂工業<6293.T>が９００円を突破、新高値に買われている。企業の設備投資マインドの回復は同社の射出成型機需要を喚起、足もとの収益に反映されており、４～６月期営業利益は前年同期比倍増と高水準の伸びをみせている。海外ではミドルエンド機種へのシフトでスマートフォン市場が活性化している中国の電子部品向けの需要を取り込んでいるもようだ。ＰＢＲは依然として０．８倍近辺と解散価値を下回る水準。本社と工場を長野に置き、「地方創生関連株」の切り口をハヤす向きもあるようだ。

日精樹脂の株価は１４時４３分現在９０３円（△３３円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）