技研製作所が１４年８月期業績見通しを上方修正、圧入機の需要増加

　技研製作所<6289.T>がこの日の取引終了後、１４年８月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１４５億円から１４７億円（前期比４０．３％増）へ、営業利益を同１８億１０００万円から２０億６０００万円（同３．３倍）へ、純利益を同１１億５０００万円から１３億１０００万円（同３．３倍）へと上方修正した。通期予想の上方修正は４月に次いで２度目。これまで提唱してきた圧入工法で構築されるインプラント構造に基づく防災・減災技術の需要が増加していることに加えて、さらなるコスト削減を図ったことが寄与した。
　同時に発表した第３四半期累計（９～５月）決算は、売上高１１４億２６００万円（前年同期比８２．３％増）、営業利益１８億６５００万円（前年同期１億６１００万円の赤字）、純利益１２億９００万円（同３５００万円の赤字）となった。公共事業でインプラント工法の採用が増加したことにより、圧入機「サイレントパイラーＦ３０１」「ジャイロパイラー」の販売が好調だったほか、新製品「サイレントパイラーＦ１０１」の投入も寄与した。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）