技研製作所は続急伸、１９年８月期は７％営業増益で８円増配へ

　技研製作所<6289.T>は続急伸し年初来高値を更新している。１０日の取引終了後に発表した１９年８月期の連結業績予想で、売上高３２１億円（前期比１０．２％増）、営業利益６４億２０００万円（同７．４％増）、純利益４５億６０００万円（同９．８％増）を見込み、年間配当を前期比８円増の６８円としたことが好感されている。

　国内では、東日本大震災で被害を受けた東北沿岸部や南海トラフ巨大地震に対する高知県沿岸部での「インプラント堤防」の導入実績から同工法の採用が広がっており、建設機械事業の伸長を見込む。また海外では、圧入工法の優位性から、世界各地の都市部におけるインフラ再整備や災害復旧工事の潜在需要が見込まれていることが牽引役となる見通しだ。

　なお、１８年８月期決算は、売上高２９１億４２００万円（前の期比１２．２％増）、営業利益５９億７７００万円（同１６．６％増）、純利益４１億５１００万円（同１３．１％増）だった。

出所：minkabuPRESS