静甲、今期経常を一転5％増益に上方修正

　靜甲 <6286> [東証Ｓ] が1月26日大引け後(17:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の4.1億円→7.1億円(前期は6.7億円)に73.2％上方修正し、一転して5.2％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.3億円→4.3億円(前年同期は4.4億円)に3.3倍増額し、減益率が69.9％減→2.0％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　車両関係事業の売上高はOEM車種の出荷停止の影響を受けたこと、冷間鍛造事業の売上高は主要納入先の在庫調整により、予想を下回る見込みです。産業機械事業の売上高は資材高騰分の価格転嫁が進んだこと及び受注が堅調に推移したこと、電機機器事業の売上高はＥＶ関連検査装置の受注が堅調に推移したことにより、予想を上回り、売上高全体では前回予想通りとなる見込みです。利益面では、産業機械事業の増収と利益率の改善、電機機器事業の高利益率の案件により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を上回る見込みです（注）上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は今後の様々な要因によって上記の予想とは異なる結果となる可能性があります。