野村マイクロが大幅反発、水処理装置事業大幅に伸長し第１四半期営業利益４．５倍

　野村マイクロ・サイエンス<6254.T>が大幅反発している。１０日の取引終了後に発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、売上高５９億８９００万円（前年同期比６３．９％増）、営業利益１億３６００万円（同４．５倍）、純利益１億７３００万円（同８．８倍）と大幅増益となり、上期計画に対する進捗率が営業利益で８９％となったことが好感されている。

　国内の製薬・半導体関連企業や、韓国・中国・台湾の半導体・液晶関連企業から受注した水処理装置の工事が進捗したことで、水処理装置事業が大幅に伸長。また、国内や韓国でメンテナンス及び消耗品が堅調に推移した。売り上げ構成比の変化や一部装置案件のコスト増が利益を圧迫したが、売り上げ増で吸収した。

　なお、１９年３月期通期業績予想は、売上高２２９億５８００万円（前期比６．２％増）、営業利益１１億３６００万円（同８．４％減）、純利益７億８９００万円（同２１．４％減）の従来見通しを据え置いている。

出所：minkabuPRESS