木村工機、今期経常を10％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も25円増額

　木村工機 <6231> [東証Ｓ] が3月8日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の24.1億円→26.4億円(前期は15.6億円)に9.5％上方修正し、増益率が53.8％増→68.5％増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の10.9億円→13.2億円(前年同期は11.9億円)に21.0％増額し、一転して11.2％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の65円→90円(前期は40円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期業績予想については、国内設備投資の増加による需要を付加価値の高い当社独自製品で取り込めたことにより、売上高および利益面において従来予想を上回る見込みとなりました。その結果、2023年11月10日に公表した数値を上記のとおり修正いたします。　（注）業績予想に関しましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　　当社は、利益配分を経営上の重要事項と認識し、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、継続的に安定した配当を実施していくことを基本方針とし、株主還元の一層の拡充を意識しております。　この方針のもと、2024年３月期の期末配当金について、以下のとおり特別配当を実施することといたしました。　・特別配当：１株当たり25円の特別配当　このたび開発した自然派空調新製品の売行きが好調なため、特別配当25円を実施することといたします。　以上の結果、2024年３月期の年間配当金は、普通配当65円に上記特別配当25円を加え、１株当たり90円となります。