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フェニックスバイオのニュース
*15:38JST PXB Research Memo(8):市場環境は良好
■フェニックスバイオ<6190>の成長戦略
1. 市場環境
医薬品開発は、病気の原因となっている「タンパク質」を標的とした低分子医薬品や抗体医薬品から、ヒトの「DNA」や「RNA」を標的として病気の原因となる「タンパク質」の合成そのものを抑制するという、より有効性・安全性が高い次世代医薬品(核酸医薬品、細胞療法・再生医療など)へとシフトしている。この流れを、技術革新による「創薬モダリティ(医薬品の作られ方の基盤技術の方法・手段、もしくはそれに基づく医薬品の分類のこと)の変遷」と呼んでいる。
次世代医薬品である核酸医薬品(予防薬、治療薬)の市場は、同社資料(出展:TCPマーケティングリサーチ「2022年 世界の核酸医薬品市場」)によると、2021年~2022年はCOVID-19 mRNAワクチンである予防薬が多くを占めていたが、今後は治療薬の市場規模が拡大(2021年実績3,637億円から2035年には2兆882億円に拡大)すると予測されている。核酸医薬品の開発においては、従来の実験動物では評価が困難という課題があったが、同社のPXBマウスはヒトのDNAを持っているため評価が可能になるという強みがあり、市場開拓余地は大きい。
同社のモダリティ別売上高構成比においては、低分子医薬品が2022年3月期の22%から2024年3月期に17%へ低下した一方で、核酸医薬品は31%から54%まで上昇した。創薬モダリティの変遷により、核酸医薬品が上昇傾向となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SO>
1. 市場環境
医薬品開発は、病気の原因となっている「タンパク質」を標的とした低分子医薬品や抗体医薬品から、ヒトの「DNA」や「RNA」を標的として病気の原因となる「タンパク質」の合成そのものを抑制するという、より有効性・安全性が高い次世代医薬品(核酸医薬品、細胞療法・再生医療など)へとシフトしている。この流れを、技術革新による「創薬モダリティ(医薬品の作られ方の基盤技術の方法・手段、もしくはそれに基づく医薬品の分類のこと)の変遷」と呼んでいる。
次世代医薬品である核酸医薬品(予防薬、治療薬)の市場は、同社資料(出展:TCPマーケティングリサーチ「2022年 世界の核酸医薬品市場」)によると、2021年~2022年はCOVID-19 mRNAワクチンである予防薬が多くを占めていたが、今後は治療薬の市場規模が拡大(2021年実績3,637億円から2035年には2兆882億円に拡大)すると予測されている。核酸医薬品の開発においては、従来の実験動物では評価が困難という課題があったが、同社のPXBマウスはヒトのDNAを持っているため評価が可能になるという強みがあり、市場開拓余地は大きい。
同社のモダリティ別売上高構成比においては、低分子医薬品が2022年3月期の22%から2024年3月期に17%へ低下した一方で、核酸医薬品は31%から54%まで上昇した。創薬モダリティの変遷により、核酸医薬品が上昇傾向となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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