決算プラス・インパクト銘柄 【東証1部】引け後 … エーザイ、塩野義、京セラ (11月1日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の10月29日から1日の決算発表を経て2日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　デクセリ <4980>
　22年3月期の連結経常利益を従来予想の118億円→198億円(前期は108億円)に67.8％上方修正し、増益率が8.8％増→82.6％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

★No.2　アグレ都市 <3467>
　22年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比5.3倍の4.6億円に急拡大し、通期計画の14.7億円に対する進捗率は5年平均の27.7％を上回る31.5％に達した。

★No.3　イマジカＧ <6879>
　22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は9.9億円の黒字(前年同期は29.2億円の赤字)に浮上し、通期計画の20億円に対する進捗率は50.0％となった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<4980> デクセリ 　　　東１ 　 +23.59 　 11/ 1　　上期　　　144.37
<3467> アグレ都市 　　東１ 　 +20.31 　 11/ 1　　上期　　　432.18
<6879> イマジカＧ 　　東１ 　 +14.48 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<6762> ＴＤＫ 　　　　東１　　 +8.60 　 11/ 1　　上期　　　 33.71
<6971> 京セラ 　　　　東１　　 +7.45 　 11/ 1　　上期　　　105.91

<9990> サックスバー 　東１　　 +5.44 　 11/ 1　　上期　　　　赤拡
<4739> ＣＴＣ 　　　　東１　　 +4.18 　 11/ 1　　上期　　　 53.75
<5367> ニッカトー 　　東１　　 +3.42 　 11/ 1　　上期　　　191.84
<4886> あすか薬ＨＤ 　東１　　 +3.35 　 11/ 1　　上期　　　 40.52
<4523> エーザイ 　　　東１　　 +3.06 　 11/ 1　　上期　　　 78.17

<7480> スズデン 　　　東１　　 +2.72 　 11/ 1　　上期　　　 82.66
<4507> 塩野義 　　　　東１　　 +2.46 　 11/ 1　　上期　　　-27.54
<4528> 小野薬 　　　　東１　　 +2.45 　 11/ 1　　上期　　　 10.35
<3079> ＤＶｘ 　　　　東１　　 +2.08 　 11/ 1　　上期　　　114.75
<3132> マクニカ富士 　東１　　 +2.02 　 11/ 1　　上期　　　104.08

<7451> 三菱食品 　　　東１　　 +1.95 　 11/ 1　　上期　　　 33.26
<5201> ＡＧＣ 　　　　東１　　 +1.94 　 11/ 1　　　3Q　　　611.50
<7971> 東リ 　　　　　東１　　 +1.29 　 11/ 1　　上期　　　　赤縮
<6924> 岩崎電 　　　　東１　　 +1.24 　 11/ 1　　上期　　　119.46
<6471> 日精工 　　　　東１　　 +1.18 　 11/ 1　　上期　　　　黒転

<2220> 亀田製菓 　　　東１　　 +1.12 　 11/ 1　　上期　　　-27.52
<6186> 一蔵 　　　　　東１　　 +0.85 　 11/ 1　　上期　　　　赤縮
<6151> 日東工器 　　　東１　　 +0.74 　 11/ 1　　上期　　　 93.57
<4044> セ硝子 　　　　東１　　 +0.52 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<8566> リコーリース 　東１　　 +0.28 　 11/ 1　　上期　　　 32.68

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした2日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース