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ベルシステム24ホールディングスのニュース
*13:06JST ベルシス24 Research Memo(6):2024年2月期は、高収益のコロナ関連業務の減少から、減益を予想
■ベルシステム24ホールディングス<6183>の業績動向
2. 2024年2月期連結業績予想
同社グループでは、今後も主要ビジネスであるCRM事業を中心に、既存クライアントとの取引拡大及び伊藤忠グループや凸版印刷などの多様な企業ネットワークを活用した新規クライアント獲得を強化する方針だ。さらに、人件費上昇に対応する適切なサービス提供価格の設定と、業務の効率化及びコストコントロールの徹底による収益性向上との相乗効果により、収益基盤の拡充を進める計画である。また、急速な技術革新に伴い、消費者との対話においてもAI(人工知能)の導入による自動化や、分散される顧客対応データの資産化・活用が求められるなど、新しい顧客体験の実現に向けた取り組みを進め、クライアント企業の期待水準を上回るビジネス価値を創造する。従業員に対しては、在宅コンタクトセンターの積極的な推進を図るとともに、多様なキャリアパスと学習の仕組みを拡充し、自律的なキャリア形成の支援や、女性活躍をはじめとするダイバーシティへの取り組み、障がい者の積極的な雇用など、多様なバックグラウンドを持つ従業員が安心して、長期にわたって勤務できる環境の創出に向け、社内外の環境整備に取り組みを続ける考えだ。
こうした取り組みを踏まえ、同社では2024年2月期業績予想について、売上収益157,000百万円(前期比0.6%増)、営業利益13,800百万円(同7.5%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益8,800百万円(同5.7%減)を予想する。
売上収益の前期比9.5億円増の予想内訳は、基礎業務については、コロナ禍が落ち着くなか、企業からのアウトソース需要が以前の水準に戻ることが見込まれるとともに、新たに連結子会社となるBELLSYSTEM24 VIETNAMの売上も加わり、同120.5億円増の1,451.0億円を見込む。一方で、コロナ等国策関連業務(コロナ関連業務に加えて物価高対策等の経済対策に関連した業務が対象)については、物価高対策等の経済対策に関連した業務の取り込みを想定するものの、コロナ関連業務の大幅な減少に伴い、同111.1億円減の110.0億円を見込んでいる。
営業利益の前期比11.2億円減の予想内訳は、まず売上総利益は、基礎業務の増収を見込むものの、高収益のコロナ関連業務の減少が影響して、同14.6億円の減少を予想する。また、販管費は、新会計システムの導入・運用費用や新規連結子会社の販管費増加等により、同2.7億円の費用増加(減益要因)を見込む。一方で、その他収益/費用として、BELLSYSTEM24 VIETNAMの持分法から連結子会社への区分変更に伴う評価差益(段階取得に係る差益)を含め、6.1億円の増益要因を想定している。
また、当期利益の前期比5.3億円減の予想内訳については、営業利益の同11.2億円減の影響が大きい。一方、持分法による投資損益は、BELLSYSTEM24 VIETNAMの持分法から連結子会社への区分変更に伴う減少はあるものの、True Touchの持分法投資に係る減損損失の反動増もあり、同3.8億円増を見込んでいる。
現在の採用環境はコロナ禍の時より厳しいようだが、同社では必要な採用を確保できていることから、今期の基礎業務は計画通り伸びる見通しだ。弊社では、同社の業績予想は例年通り非常に保守的な前提に基づいており、2024年2月期は新中期経営計画の初年度であることから、全社を挙げて計画達成に向けてまい進すると見る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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2. 2024年2月期連結業績予想
同社グループでは、今後も主要ビジネスであるCRM事業を中心に、既存クライアントとの取引拡大及び伊藤忠グループや凸版印刷などの多様な企業ネットワークを活用した新規クライアント獲得を強化する方針だ。さらに、人件費上昇に対応する適切なサービス提供価格の設定と、業務の効率化及びコストコントロールの徹底による収益性向上との相乗効果により、収益基盤の拡充を進める計画である。また、急速な技術革新に伴い、消費者との対話においてもAI(人工知能)の導入による自動化や、分散される顧客対応データの資産化・活用が求められるなど、新しい顧客体験の実現に向けた取り組みを進め、クライアント企業の期待水準を上回るビジネス価値を創造する。従業員に対しては、在宅コンタクトセンターの積極的な推進を図るとともに、多様なキャリアパスと学習の仕組みを拡充し、自律的なキャリア形成の支援や、女性活躍をはじめとするダイバーシティへの取り組み、障がい者の積極的な雇用など、多様なバックグラウンドを持つ従業員が安心して、長期にわたって勤務できる環境の創出に向け、社内外の環境整備に取り組みを続ける考えだ。
こうした取り組みを踏まえ、同社では2024年2月期業績予想について、売上収益157,000百万円(前期比0.6%増)、営業利益13,800百万円(同7.5%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益8,800百万円(同5.7%減)を予想する。
売上収益の前期比9.5億円増の予想内訳は、基礎業務については、コロナ禍が落ち着くなか、企業からのアウトソース需要が以前の水準に戻ることが見込まれるとともに、新たに連結子会社となるBELLSYSTEM24 VIETNAMの売上も加わり、同120.5億円増の1,451.0億円を見込む。一方で、コロナ等国策関連業務(コロナ関連業務に加えて物価高対策等の経済対策に関連した業務が対象)については、物価高対策等の経済対策に関連した業務の取り込みを想定するものの、コロナ関連業務の大幅な減少に伴い、同111.1億円減の110.0億円を見込んでいる。
営業利益の前期比11.2億円減の予想内訳は、まず売上総利益は、基礎業務の増収を見込むものの、高収益のコロナ関連業務の減少が影響して、同14.6億円の減少を予想する。また、販管費は、新会計システムの導入・運用費用や新規連結子会社の販管費増加等により、同2.7億円の費用増加(減益要因)を見込む。一方で、その他収益/費用として、BELLSYSTEM24 VIETNAMの持分法から連結子会社への区分変更に伴う評価差益(段階取得に係る差益)を含め、6.1億円の増益要因を想定している。
また、当期利益の前期比5.3億円減の予想内訳については、営業利益の同11.2億円減の影響が大きい。一方、持分法による投資損益は、BELLSYSTEM24 VIETNAMの持分法から連結子会社への区分変更に伴う減少はあるものの、True Touchの持分法投資に係る減損損失の反動増もあり、同3.8億円増を見込んでいる。
現在の採用環境はコロナ禍の時より厳しいようだが、同社では必要な採用を確保できていることから、今期の基礎業務は計画通り伸びる見通しだ。弊社では、同社の業績予想は例年通り非常に保守的な前提に基づいており、2024年2月期は新中期経営計画の初年度であることから、全社を挙げて計画達成に向けてまい進すると見る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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