富士機が一時６％高と急反発、リキャップＣＢ発行で１００億円の自社株買いを好感

　富士機械製造<6134.T>が５日ぶりに急反発。株価は一時、前日比６％超の上昇となった。９日の取引終了後、１００億円のユーロ円建転換社債（ＣＢ）型新株予約権付社債を発行するとともに、１０日から来年２月２８日の間に９００万株（発行済み株式数の９．２１％）、１００億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。同ＣＢの満期償還日は２０２１年３月２５日。転換価格は９日終値を３０．９５％上回る１４６８円で決まった。

　ユーロ円ＣＢによる調達資金は、全額を自己株取得に充てる。ＣＢ発行と自社株買いを組み合わせる「リキャップＣＢ」の手法により、自己資本利益率（ＲＯＥ）が引き上げられる見通しにあることが好感されている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）