決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … 安川電、フジ、カーブスＨＤ (7月7日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の7月6日から7日の決算発表を経て10日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　サーラ <2734>
　23年11月期の連結経常利益を従来予想の78億円→63億円(前期は86億円)に19.2％下方修正し、減益率が9.3％減→26.8％減に拡大する見通しとなった。

▲No.5　フジ <8278>
　24年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比10.8％減の28億円に減り、通期計画の135億円に対する進捗率は20.7％となり、5年平均の21.4％とほぼ同水準だった。

▲No.6　技研製 <6289>
　23年8月期第3四半期累計(22年9月-23年5月)の連結最終利益は前年同期比89.9％減の2.2億円に大きく落ち込み、通期計画の6.7億円に対する進捗率は33.3％にとどまり、5年平均の72.3％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6506> 安川電 　　　　東Ｐ　　 -5.97 　　7/ 7　　　1Q　　　 11.99
<2734> サーラ 　　　　東Ｐ　　 -4.67 　　7/ 7　　上期　　　-19.20
<7085> カーブスＨＤ 　東Ｐ　　 -3.60 　　7/ 7　　　3Q　　　　9.96
<8125> ワキタ 　　　　東Ｐ　　 -3.50 　　7/ 7　　　1Q　　　　0.87
<8278> フジ 　　　　　東Ｐ　　 -2.54 　　7/ 7　　　1Q　　　-10.82

<6289> 技研製 　　　　東Ｐ　　 -2.19 　　7/ 7　　　3Q　　　-32.04
<6093> エスクロＡＪ 　東Ｐ　　 -1.37 　　7/ 7　　　1Q　　　-32.30
<7921> 宝＆ＣＯ 　　　東Ｐ　　 -0.64 　　7/ 7　本決算　　　　　－

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース