Ｎ・フィールドが反落、６月中間期業績予想を上方修正も利益確定売り先行

　Ｎ・フィールド<6077.T>が反落。前週末９日の取引終了後、第２四半期累計（１～６月）の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の１２億２８００万円から１２億４７００万円（前年同期比５４．４％増）へ、営業利益を同５１００万円から９２００万円（同６０．９％増）へ、純利益を同４００万円から２８００万円（同２５．６％減）へそれぞれ上方修正したが、前週末まで２連騰しており、この日は利益確定売りが先行している。
　第１四半期に新規拠点を２１拠点（事業所３拠点、営業所１８拠点）開設したが、その開設費用が想定より低く抑えることができたことに加えて、拠点数拡大による訪問効率（移動効率）が向上したことなどが要因としている。なお、１４年１２月通期業績予想は売上高２８億２１００万円（前期比４９．５％増）、営業利益３億３１００万円（同６１．８％増）、純利益１億５２００万円（同１９．８％減）の従来予想を据え置いており、これによる失望感もあるようだ。
　同時に発表した第１四半期（１～３月）決算は、売上高５億９６００万円（前年同期比５９．３％増）、営業利益４８００万円（同９２．５％増）、純利益１２００万円（同１６．４％減）となった。新規拠点開設効果に加えて、看護師数、利用者数がともに堅調に推移したことなどが寄与した。

Ｎ・フィールドの株価は９時４３分現在３３１０円（▼３８０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）