ＩＲジャパン、前期経常を13％下方修正

　アイ・アールジャパンホールディングス <6035> が4月16日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の46.9億円→40.7億円(前の期は36.1億円)に13.2％下方修正し、増益率が29.9％増→12.7％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の26.6億円→20.4億円(前年同期は21.4億円)に23.3％減額し、一転して4.7％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年３月期の通期連結業績予想について、当社の連結子会社株式会社アイ・アールジャパンで手掛ける50百万以上の大型案件ならびに通常案件の進捗が当初計画から遅れたことにより、当期の売上高が減少し、前回予想を下回る見通しです。利益面につきましては、売上高の減少に伴い、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表の業績予想を下回る見込みとなりました。 その結果、通期見通しにおける売上高は前回予想値より1,420百万円減少の8,280百万円（14.6％減、前期7,682百万円前期比7.8％増）、営業利益は同じく620百万円減少の4,080百万円（13.2％減、前期3,626百万円前期比12.5％増）、経常利益は、同じく620百万円減少の4,070百万円（13.2％減、前期3,611百万円前期比12.7％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は、同じく350百万円減少の2,800百万円（11.1％減、前期2,445百万円前期比14.5％増）となる見込みです。 なお、期中に終了しなかった大型案件は着実に業務が進行しており、その合計約11億円は2022年３月期第１四半期以降に売上計上する予定です。この進捗を含めた、2022年3月期の通期予想は、5月10日の決算発表時に開示予定です。 また、期末配当は、前回公表から変更はなく50円を予定しており、通期で85円となり配当性向53.9％となる見通しです。以　上※ 上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。