◇＜東証＞立飛企と新立川が買い気配　ＭＢＯで非上場へ
（９時20分、２部、監理、コード8821、5996）買い気配で始まった。30日の大引け後に、それぞれＭＢＯ（経営陣が参加する買収）を実施すると発表したことが手掛かり。両社の社長が共同で設立した会社がＴＯＢ（株式公開買い付け）を行い、非公開化を目指す。買い付け価格は立飛企が１株あたり6300円（直近終値は4020円）、新立川が5200円（同2550円）。プレミアムが大幅に上乗せされるとあって、短期の値幅取りを狙った買いが集まっている。
　両社はもともと１つの企業で、1949年に立飛企が全額現物出資して第二会社として設立したのが新立川。ともに東京都立川市内で不動産賃貸事業を展開している。大規模な再開発計画を視野に、株式を非上場にしたうえで構造改革に取り組むという。〔日経ＱＵＩＣＫニュース〕