東プレが反発、「超ハイテン材」が株高原動力

　東プレ<5975.T>が反発。ここ自動車セクターは買い疲れ感から上値の重さが露呈しているが、そのなか売り物を吸収して独歩高をみせている。１５年３月期は海外工場の新規立ち上げに伴う先行投資負担などから、営業利益段階で前期比１５．５％減の１１５億円予想と低調だが、日産自動車向けを主体にホンダやトヨタとも取引を増やし、回収期に入る来期以降の収益成長に期待がかかっている。軽量かつ一般鋼材より強度の高い「超ハイテン材」を使用した高付加価値プレス部品の需要が、車体軽量化需要を背景に高い伸びを示しており、これが株高思惑の底流にある。

東プレの株価は１０時００分現在１４８４円（△９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）