東プレが続伸、「ハイテン材」評価で来期以降の回復を買う動き

　東プレ<5975.T>が続伸。５月８日に底値圏を大きく上放れ、以降２５日移動平均線に接触することなく上げ足を次第に強めている。今１５年３月期営業利益は前期比１５．５％減の１１５億円と減益に転じる見込みだが、これは海外工場の新規立ち上げに伴うコストが膨らむことによる影響が大きく、株価面では織り込みが進んでいる。自動車の衝突安全基準の厳格化に加え、軽量化の課題もクリアする「ハイテン材」を同社は強みとしている。今後引き合いは一段と旺盛となる見込みで、来期以降の成長路線を見込んだ法人系資金の買いが流入しているもよう。

東プレの株価は１１時３０分現在１３２８円（△３３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）