アマテイ、今期経常を13％上方修正

　アマテイ <5952> [東証Ｓ] が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22倍の1億3100万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の8200万円→9300万円(前期は600万円)に13.4％上方修正し、増益率が14倍→16倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4300万円→5400万円(前年同期は1800万円)に25.6％増額し、増益率が2.4倍→3.0倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.1倍の9200万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.5％→6.2％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期の通期業績予想につきましては、建設・梱包向(個別)において、資材価格高騰による建築コスト上昇を背景として新設住宅着工戸数は対前年度比減少が予想されており、それに伴い当社製品販売数量も減少見込みとなる中、原材料価格上昇を受けた販売価格の改定により売上高は微増となる見込みです。利益面では販売価格改定、生産性向上による製造コスト低減、および固定費削減を進めたことにより、経常利益・当期純利益は増益となる見込みであります。　一方、電気・輸送機器向においては、自動車メーカーでの半導体不足が長引き受注の減少はありましたが、遊戯関係向け等の需要に支えられ、若干の減益を見込んでおります。　以上のことにより、2023年３月期通期連結業績予想の売上高は前回予想を若干上回り、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は、前回予想より増益となる見込みであります。（注）業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。