ダイニチ工業、前期経常を一転25％減益に下方修正

　ダイニチ工業 <5951> [東証Ｓ] が4月26日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の17億円→12.5億円(前の期は16.5億円)に26.5％下方修正し、一転して24.6％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の11.1億円→6.6億円(前年同期は12億円)に40.4％減額し、減益率が7.2％減→44.7％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高においては、国内では冬場の気温が高く推移したことにより暖房機器と加湿器の販売が計画を下回りました。また、海外への暖房機器の輸出は欧州が好調に推移したものの、アジアは国内同様に暖冬の影響が大きく、販売が計画を下回り、公表した通期業績予想を下回る見込みです。　利益面においては、原材料等の上昇に合わせた価格改定を進めてまいりましたが、上記の売上高減少により、各利益が公表した通期業績予想を下回る見込みです。※上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。