フイルコン、非開示だった今期経常は37％減益へ

　日本フイルコン <5942> が10月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年11月期第3四半期累計(19年12月-20年8月)の連結経常利益は前年同期比4.3％増の5.5億円に伸びた。
　しかしながら、併せて非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比37.2％減の4.5億円に落ち込む見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-11月期(4Q)の連結経常損益は1億円の赤字(前年同期は1.8億円の黒字)に転落する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比59.6％増の2.4億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.2％→1.4％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大が当社グループに与える影響が不確定であり、合理的な算出が困難であることから通期連結業績予想を未定としておりました。新型コロナウイルス感染症による影響は収束しておらず、当社グループを取り巻く経営環境は依然として不透明な状況が続いておりますが、現時点で当社が入手可能な情報に基づき業績予想を算定いたしましたので公表いたします。(注)上記の予想につきましては、現時点における入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績等は様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。