ＤＯＷＡ、今期経常は34％増で15期ぶり最高益、前期配当を5円増額・今期も95円継続へ

　ＤＯＷＡホールディングス <5714> が5月14日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比28.3％増の372億円に伸び、22年3月期も前期比34.4％増の500億円に拡大を見込み、15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。

　同時に、前期の年間配当を90円→95円(前の期は90円)に増額し、今期も95円を継続する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比81.1％増の155億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.3％→7.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．通期連結業績予想と実績値との差異について　　2021年３月期において、為替レートや金属価格が想定の水準を上回ったこと等により、経常利益が2021年３月22日公表の業績予想を上回りました。加えて、主に法人税等の金額が想定を下回ったことにより、親会社株主に帰属する当期純利益が予想を上回ることとなりました。２．通期個別業績と前期実績値との差異について　2020年10月１日公表の特別損失（投資有価証券評価損）の計上により、前期実績との差異が生じました。

　　当社は、株主の皆様への配当を経営における最重要課題の一つと位置付けており、安定した配当の継続を基本に、企業体質強化と将来の事業展開に備えた内部留保の充実を勘案のうえ、業績に応じた配当を行うことを方針としています。あわせて、中期計画2020の期間においては、1株当たり90円の安定した年間配当を維持したうえで、利益水準に応じた増配を目指しています。　上記を踏まえ、当期の年間配当につきましては、業績及び今後の資金需要等を勘案した結果、前期より５円の増配となる１株当たり95円とする予定です。