日軽金ＨＤは反発、業績変化率抜群で見直し買い

　日本軽金属ホールディングス<5703.T>が反発。１５年３月期は最終利益段階で前期比倍増の１００億円と連続大幅ピーク利益更新見通しにあることから、業績変化率の高さに着目した買いを誘導している。アルミ製品と化成品を主力とし、アルミメーカーとしては国内で唯一製錬工場を保有する。アルミ製品は消費税率引き上げの影響も限定的だ。公共投資拡大を受けてトラック架装用のアルミ板材が絶好調に推移、自動車軽量化へのニーズを背景に自動車向け部品素材でも強みを発揮している。ＰＥＲ８倍、ＰＢＲ０．７倍台は株価指標面でも割安感が際立つ。大型株ながら浮動株比率は８％台にとどまり、株価１４０円台という値ごろ感も魅力で個人投資家の食指も動かしているようだ。

日軽金ＨＤの株価は１０時３８分現在１４６円（△３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）