日亜鋼、前期経常を36％上方修正、未定だった配当は1円増配

　日亜鋼業 <5658> が4月21日後場(14:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の14億円→19.1億円(前の期は20.3億円)に36.4％上方修正し、減益率が31.1％減→6.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.4億円→13.5億円(前年同期は11.6億円)に60.3％増額し、一転して16.6％増益計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた前期の年間配当は7円(前の期は6円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の連結業績予想につきましては、自動車向けの需要回復が想定を上回ったことに加え、土木向けの災害復旧需要や電力通信向け需要の増加、コスト削減対策の推進等により、通期の売上高・利益ともに既公表の数値を上回る見込みであり、上記の通り修正いたします。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と位置付け、各期の業績、配当性向及び株主資本の状況等を総合的に勘案しながら、安定的な配当を行うことを基本方針としております。　2021年３月期の配当予想につきましては、通期業績予想の上方修正及び配当性向等を踏まえるとともに、株主の皆様に一層の感謝の意を表するため、期末配当予想を４円、中間配当３円と合わせた年間配当予想を７円といたします。　上記の予想数値は、現時点において入手可能な情報に基づき策定したものであり、予想数値と異なる場合があり得ることをご承知置きください。