ARI、MILIZEと金融機関向けAI・DX領域のソリューション領域において業務提携

～　金融機関の次世代コンタクトセンターを含む分野でのDX化と、AI活用を共同で提供　～

　ＡＲアドバンストテクノロジ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：武内 寿憲、以下ARI）は、株式会社MILIZE（本社：東京都港区、代表取締役社長：田中 徹、以下 MILIZE）と、金融機関向けAI・DX領域でのソリューション開発を目的に2024年10月に業務提携を締結したことをお知らせいたします。




■ 背景・目的
　金融業界は急速なデジタル化の波にさらされており、デジタル技術の進展と顧客の行動変化に追いつくため、金融機関は業務プロセスの効率化や、顧客体験の向上、新しい金融商品やサービスの開発・提供が求められています。特にAI（人工知能）やクラウド技術の導入は、データ分析の高度化、リスク管理の強化、カスタマーエクスペリエンスの向上を実現するための重要な要素となっています。また、AIによる自動化は、コスト削減と業務効率の向上にも寄与し、持続可能な競争力の確保には不可欠になってきています。

　ARIはこれまで、企業の業務効率化や顧客満足度の向上を実現するために、金融に限らず幅広い業界でクラウド技術とデータ・AI活用を軸に社会変革をリードしてきました。金融機関向けのソリューションとしては、主にコンタクトセンター分野での最先端ソリューションを提供することで、業界全体の競争力強化をサポートした実績があります。

　MILIZEは、金融工学とAI・DXを繋ぐプロフェッショナルによる大規模言語モデル（LLM）から機械学習にいたる金融AIにおける豊富な知見・実績を背景に、銀行、保険会社、証券会社、カード会社といったお客様に対して、ビジネス課題の設定から、フィンテックツールを通じたデータ収集、AIによるデータ利活用等、DX化を加速させるサービス提供を行っています。

　ARIとMILIZEが業務提携することで、金融機関にAIの活用によるデータ分析や予測モデリング、プロセスの自動化を含む、より高度でカスタマイズされたソリューションを提供することが可能になります。これにより、顧客体験の向上、リスク管理の強化、業務効率の向上を実現し、金融業界のさらなる発展を強く後押しします。

業務提携により、金融業界における以下の分野におけるソリューションの提供を強化します。


次世代AIコンタクトセンター
　クラウドコンタクトセンターソリューションに最新のAI・生成AIを活用することで、顧客との接点を最適化し、パーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスを実現します。コンタクトセンターのデータを活用した、AI型のボイスボットを提供いたします。従来の選択式のIVRから、AIによる自動応答、適切な振り分け、通話文字起こしと通話後のアクションを含んだ要約による後続業務の効率化等、コンタクトセンターの生産性が向上します。さらに通話中のお客様からの問い合わせをリアルタイムで解析し、生成AIで適切で自然な回答案を作成することで、対応者のスキルレベルに依存せず、解決策を素早くお客様に提示できます。

クラウドネイティブインテグレーション（金融機関のクラウド化促進）
　金融機関向けにセキュリティとコンプライアンスを重視したクラウドネイティブな基盤およびアプリケーション導入を支援することで、業務プロセスの柔軟性とスピードを向上させ、より効率的な運用を実現します。

生成AI/LLM 活用ソリューション
　生成AIやLLM（大規模言語モデル）を活用するソリューションを提供します。カスタマーサポートの自動化、ナレッジマネジメントの最適化、マーケットレポートの自動生成、パーソナライズド提案の提供、融資審査の自動化等、さまざまな金融業務の多様なプロセスを自動化・効率化します。

■ 今後の展望
　当社は、今回の提携を通じて、金融機関が直面する課題に対し、革新的かつ実効性の高いソリューションを提供し続けることを目指します。さらに、AIおよびDX技術の普及を通じて、金融業界全体のデジタルトランスフォーメーションを促進し、未来の金融サービスの発展に寄与してまいります。

■ MILIZE　代表取締役社長　田中氏のコメント
　「ARIとの業務提携により、我々MILIZEが持つ金融工学とAIの専門知識をさらに広く活用し、金融機関の皆様へ一層高度なソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。データ活用やAIの力を駆使することで、企業の皆様が抱える複雑な課題を解決してまいります。ARIとの協力によって、最先端のAI技術を駆使したカスタマイズ可能なソリューションを提供し、業界全体の発展に寄与できることを楽しみにしています。」

■ ARI　代表取締役社長　武内寿憲のコメント
　「これまでARIが培ってきたクラウド分野での経験や、データ・AI活用の知見と経験が、この度のMILIZE社との業務提携によって金融業界全体のDXの促進に大きく寄与できることと考えております。金融機関向けのソリューションに強いMILIZE社と伴に促進できることを期待しています。」


参考資料
MILIZEについて
　金融の民主化を推進することを使命として、顧客や社会のニーズを理解し、最先端のテクノロジーで金融業務を効率化（金融DX推進）するためのソリューションを提供しています。AI・DX事業では、法人のお客さまを対象に、効率化・省力化を実現するAI・ビッグデータを活用した分析やシステムを提供しています。金融リテール事業では、金融機関と個人をつなぐサービスとして、中立的なアドバイスを提供するアプリケーション開発やマーケティング支援を実施しています。金融ビジネス事業では、自らの金融サービスを個人のお客さまへ提供しています。
社　　　名　　：株式会社MILIZE
所　在　地　　：所在地:東京都港区芝浦4丁目12番38号
CANAL GATE SHIBAURA (キャナルゲート芝浦) ビル6階
設　　　立　　：2009年4月
代　表　者　　：代表取締役社長 田中 徹
事　業　内　容：金融工学、AI研究、フィンテックツールの企画・開発・運用、
　 金融マーケティング支援
U　R　L　 　 ：https://milize.co.jp

ARIについて
　ARIは、クラウド技術とデータ・AI活用によるビジネストランスフォーメーションデザイナーとして社会変革をリードするDX企業です。「BX designer（ビジネストランスフォーメーションデザイナー）」として、お客様の創造的なビジネスゴールの実現に向け、DX化のためのデジタルシフト、クラウドシフト、データ・AI活用支援等、顧客の課題解決に向けたサービスを提供しております。
　BXを実現するサービスブランドとして、クラウド技術の導入および最適化の支援から構築・運用まで提供する「クラウド総合活用支援サービスcnaris（クナリス）」と、データドリブンによるテーマ策定からデータ収集、可視化、分析、AI導入を提供する「データ・AI活用支援サービスdataris（デタリス）」を展開しています。
社　　　名　　：ＡＲアドバンストテクノロジ株式会社（略称：ARI）
設　　　立　　：2010年1月
代　表　者　　：代表取締役社長　武内 寿憲
上　場　市　場：東京証券取引所 グロース市場(証券コード：5578)
資　本　金　 ：1億3,316万円（2024年5月末現在）
従　業　員　数：社員516名 グループ社員計597名（2024年4月1日現在）
事　業　内　容：クラウド技術とデータ・AI活用によるDXソリューション事業
U　R　L　 　 ：https://www.ari-jp.com