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*13:56JST オービーシステム Research Memo(6):2025年3月期は単体で増収増益予想。M&Aに伴い業績予想を修正予定
■今後の見通し
1. 2025年3月期の業績見通し
オービーシステム<5576>の2025年3月期の業績は、売上高で7,308百万円(前期比6.0%増)、営業利益で600百万円(同1.5%増)、経常利益で636百万円(同0.7%増)、当期純利益で480百万円(同8.8%増)と増収増益の見通しだ。社会公共事業は前期に大きな受注があったため横ばい推移だが、引き続き金融機関等からの旺盛な需要が続く見通しである。数十年に及ぶ取引を通じた信頼関係により、日立製作所グループ、三菱電機ソフトウエアからの継続的な受注要請が膨らんでいるため、開発要員確保が最重要課題となっている。そのため、新卒採用者を52名と前期の2倍に増やしていることから、教育・研修費用の上積みや外注費用、給与水準のアップも含めた人件費増等のコストが先行する。しかし、受注増や受注単価への転嫁でこれを吸収し、売上総利益率は17.8%と前期比0.2ポイント引上げる計画だ。営業利益の増減要因としては、増収効果により2.5億円増加するも、外注費・人件費で1.3億円減少、新人の採用・教育費用等その他経費で1.1億円減少を見込む。
また、同社は政策保有株式を縮減する方針を固めており、そのうち日立製作所の株式7万株を順次売却し、特別利益で売却益50百万円を見込んでいる。なお、日立製作所も政策保有株式は売却する方針であり、子会社で保有していた同社の株式は、同社上場時にすべて売却していることから、政策保有株式の売却が両社の取引関係に影響することはない。以上の計画は単体での計画であり、2024年4月に500百万円を投資して子会社化したH&T社の売上高、のれんの償却も含めた損益が連結で加わる予定である。H&T社は業務系、組込み系のソフトウェア開発事業を展開しており、2023年9月期の売上高は242百万円、営業利益は45百万円であった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
<SO>
1. 2025年3月期の業績見通し
オービーシステム<5576>の2025年3月期の業績は、売上高で7,308百万円(前期比6.0%増)、営業利益で600百万円(同1.5%増)、経常利益で636百万円(同0.7%増)、当期純利益で480百万円(同8.8%増)と増収増益の見通しだ。社会公共事業は前期に大きな受注があったため横ばい推移だが、引き続き金融機関等からの旺盛な需要が続く見通しである。数十年に及ぶ取引を通じた信頼関係により、日立製作所グループ、三菱電機ソフトウエアからの継続的な受注要請が膨らんでいるため、開発要員確保が最重要課題となっている。そのため、新卒採用者を52名と前期の2倍に増やしていることから、教育・研修費用の上積みや外注費用、給与水準のアップも含めた人件費増等のコストが先行する。しかし、受注増や受注単価への転嫁でこれを吸収し、売上総利益率は17.8%と前期比0.2ポイント引上げる計画だ。営業利益の増減要因としては、増収効果により2.5億円増加するも、外注費・人件費で1.3億円減少、新人の採用・教育費用等その他経費で1.1億円減少を見込む。
また、同社は政策保有株式を縮減する方針を固めており、そのうち日立製作所の株式7万株を順次売却し、特別利益で売却益50百万円を見込んでいる。なお、日立製作所も政策保有株式は売却する方針であり、子会社で保有していた同社の株式は、同社上場時にすべて売却していることから、政策保有株式の売却が両社の取引関係に影響することはない。以上の計画は単体での計画であり、2024年4月に500百万円を投資して子会社化したH&T社の売上高、のれんの償却も含めた損益が連結で加わる予定である。H&T社は業務系、組込み系のソフトウェア開発事業を展開しており、2023年9月期の売上高は242百万円、営業利益は45百万円であった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
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