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日本金属のニュース
【世界トップシェア】黒加飾ステンレス鋼「Fine Black」の欧米自動車メーカー仕様を開発開始 ~国内自動車メーカー高級車の外装モールにも採用~
日本金属株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:下川康志、証券コード:5491)は、欧米自動車メーカー用主力鋼種を使用した黒加飾ステンレス鋼「Fine Black」(商標登録申請中)仕上の開発を開始したことをお知らせします。
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黒加飾ステンレス鋼「Fine Black」仕上は、国内自動車メーカーの高級車の外装モール用材として採用され、今年9月にメーカーから車両が発売となりました。また、他の国内自動車メーカーにサンプルを配布したところ、「Fine Black」の意匠“メタリック感と深みのある黒”は各社から高印象の評価を受け、品質の評価に向けた試作品の提供を開始しています。なお、国内向け鋼種にはNK-430MAを使用しています。
「Fine Black」仕上は、欧米自動車メーカーでも評価が高く、採用検討されています。そこで、当社はこの度、欧米自動車メーカー用主力鋼種(NK-436L-NB)を使用した「Fine Black」仕上の開発を開始、年内完了を計画しています。多くの欧米メーカーのモール用材には耐食性を強化するモリブデン(Mo)が添加された436L系鋼種を規定されており、欧米仕様に合わせた商品開発となります。なお、NK-436L-NBは日本メーカーとして唯一、欧米自動車メーカーに認定された鋼種です。
昨今の自動車外装モールは、従来の金属光沢「BA5」、サテン調「PW」に加え、多様化する色合いやデザインの中で、特にメタリック感のある黒色のニーズが高まっていますが、既に採用されている塗装やテープ貼りなどではメタリック感が表現できませんでした。そこで当社は、そのニーズに応えるべく、ステンレス電解研磨専門企業の株式会社東陽理化学研究所(本社:新潟県西蒲原郡弥彦村、代表取締役社長:杉田俊一)と“メタリック感と深みのある黒”を実現したステンレス鋼「Fine Black」仕上を共同開発しました。
この「Fine Black」仕上は、ステンレス鋼の表面に極めて薄い透明な酸化皮膜を生成させ、[酸化皮膜の表面で反射する光]と[金属と酸化被膜の界面で反射する光]の2つの光の干渉現象により発色させるステンレス鋼の代表的なカラー発色技術であるインコ法を基本としています。
この度の国内自動車メーカーで採用、高級車に搭載された理由は、「メタリック感と深みある黒の実現と材料の安定供給、他の加飾と比較したコストダウンの実現」です。
発色に最適な表面を形成する圧延とその表面処理工程および条件の確立と、色彩が安定する発色条件および特殊な加飾液の開発したことにより、インコ法の課題であった色斑を抑制しメタリック感と深みある黒を安定して発色させる量産体制の確立にいたりました。そして、新たな硬膜処理(ハードニング)を施すことで、充分な耐候性、耐磨耗性などの物性を向上させています。
さらに、「Fine Black」仕上は加工においても、従来の金属光沢「BA5」仕上やサテン調「PW」仕上と同様にコイル(帯鋼)からの連続加工が可能なため、成形やプレスの加工金型も「BA5」「PW」仕上と共有化できるなど、塗装やテープ貼りなどで行う加飾と比較し、初期コストも加工コストも削減することが可能となっています。
日本金属の「Fine Black」は、外装モール用材として飛躍しトレンドとなるべく、今後、国内および海外自動車メーカーへの展開をさらに積極的に推進していく所存です。
● 製品概要
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「Fine Black」仕上(FB)
黒加飾…メタリック感と深みある黒
※「Fine Black」商標登録申請中
「BA5」仕上
光輝…BA仕上を更に光沢を高めた最高のBA
「PW」仕上
サテン調(アルミ調)…アルミと同じ色調をステンレスで実現
「Fine Black」仕上の販売目標:40トン/月
(430MA,436L両鋼種合計)
● 量産仕様
NK-430MA FB(下地BA5)
製造:厚み0.3~0.5mm×巾600mm
NK-436L-NBFB(下地BA5)<開発中>※欧米メーカー向け
製造:厚み0.4~0.5mm×巾600mm
● 当社製自動車外装モール用材について
日本金属は、冷間圧延ステンレス鋼帯、みがき特殊帯鋼をはじめ、極薄電磁鋼帯、マグネシウム合金等の精密圧延・加工メーカーとして自動車、電子部品、医療、電池など様々な分野に対して、オーダーメイド受注生産で付加価値の高い商品を提供しています。
特に、冷間圧延ステンレス鋼帯の自動車外装モール用材において、世界でトップシェアを誇り、日本市場ではシェア95%(当社調べ)を占めています。一般的な金属光沢のあるBA仕上(冷間圧延後の光輝熱処理による表面仕上)に加え、当社の独自技術によりさらに光沢を高めた「BA5」仕上、落ち着いた風合いのサテン調(アルミ調)を実現した「PW」仕上は、国内・海外自動車メーカー各社に採用されています。
● 会社概要
商号:日本金属株式会社(NIPPON KINZOKU CO.,LTD.)
創業:昭和5年11月10日
設立:昭和14年12月2日
本社:〒108-0014 東京都港区芝5丁目30番7号
証券コード:5491(東証一部)
URL:https://www.nipponkinzoku.co.jp/
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黒加飾ステンレス鋼「Fine Black」仕上は、国内自動車メーカーの高級車の外装モール用材として採用され、今年9月にメーカーから車両が発売となりました。また、他の国内自動車メーカーにサンプルを配布したところ、「Fine Black」の意匠“メタリック感と深みのある黒”は各社から高印象の評価を受け、品質の評価に向けた試作品の提供を開始しています。なお、国内向け鋼種にはNK-430MAを使用しています。
「Fine Black」仕上は、欧米自動車メーカーでも評価が高く、採用検討されています。そこで、当社はこの度、欧米自動車メーカー用主力鋼種(NK-436L-NB)を使用した「Fine Black」仕上の開発を開始、年内完了を計画しています。多くの欧米メーカーのモール用材には耐食性を強化するモリブデン(Mo)が添加された436L系鋼種を規定されており、欧米仕様に合わせた商品開発となります。なお、NK-436L-NBは日本メーカーとして唯一、欧米自動車メーカーに認定された鋼種です。
昨今の自動車外装モールは、従来の金属光沢「BA5」、サテン調「PW」に加え、多様化する色合いやデザインの中で、特にメタリック感のある黒色のニーズが高まっていますが、既に採用されている塗装やテープ貼りなどではメタリック感が表現できませんでした。そこで当社は、そのニーズに応えるべく、ステンレス電解研磨専門企業の株式会社東陽理化学研究所(本社:新潟県西蒲原郡弥彦村、代表取締役社長:杉田俊一)と“メタリック感と深みのある黒”を実現したステンレス鋼「Fine Black」仕上を共同開発しました。
この「Fine Black」仕上は、ステンレス鋼の表面に極めて薄い透明な酸化皮膜を生成させ、[酸化皮膜の表面で反射する光]と[金属と酸化被膜の界面で反射する光]の2つの光の干渉現象により発色させるステンレス鋼の代表的なカラー発色技術であるインコ法を基本としています。
この度の国内自動車メーカーで採用、高級車に搭載された理由は、「メタリック感と深みある黒の実現と材料の安定供給、他の加飾と比較したコストダウンの実現」です。
発色に最適な表面を形成する圧延とその表面処理工程および条件の確立と、色彩が安定する発色条件および特殊な加飾液の開発したことにより、インコ法の課題であった色斑を抑制しメタリック感と深みある黒を安定して発色させる量産体制の確立にいたりました。そして、新たな硬膜処理(ハードニング)を施すことで、充分な耐候性、耐磨耗性などの物性を向上させています。
さらに、「Fine Black」仕上は加工においても、従来の金属光沢「BA5」仕上やサテン調「PW」仕上と同様にコイル(帯鋼)からの連続加工が可能なため、成形やプレスの加工金型も「BA5」「PW」仕上と共有化できるなど、塗装やテープ貼りなどで行う加飾と比較し、初期コストも加工コストも削減することが可能となっています。
日本金属の「Fine Black」は、外装モール用材として飛躍しトレンドとなるべく、今後、国内および海外自動車メーカーへの展開をさらに積極的に推進していく所存です。
● 製品概要
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「Fine Black」仕上(FB)
黒加飾…メタリック感と深みある黒
※「Fine Black」商標登録申請中
「BA5」仕上
光輝…BA仕上を更に光沢を高めた最高のBA
「PW」仕上
サテン調(アルミ調)…アルミと同じ色調をステンレスで実現
「Fine Black」仕上の販売目標:40トン/月
(430MA,436L両鋼種合計)
● 量産仕様
NK-430MA FB(下地BA5)
製造:厚み0.3~0.5mm×巾600mm
NK-436L-NBFB(下地BA5)<開発中>※欧米メーカー向け
製造:厚み0.4~0.5mm×巾600mm
● 当社製自動車外装モール用材について
日本金属は、冷間圧延ステンレス鋼帯、みがき特殊帯鋼をはじめ、極薄電磁鋼帯、マグネシウム合金等の精密圧延・加工メーカーとして自動車、電子部品、医療、電池など様々な分野に対して、オーダーメイド受注生産で付加価値の高い商品を提供しています。
特に、冷間圧延ステンレス鋼帯の自動車外装モール用材において、世界でトップシェアを誇り、日本市場ではシェア95%(当社調べ)を占めています。一般的な金属光沢のあるBA仕上(冷間圧延後の光輝熱処理による表面仕上)に加え、当社の独自技術によりさらに光沢を高めた「BA5」仕上、落ち着いた風合いのサテン調(アルミ調)を実現した「PW」仕上は、国内・海外自動車メーカー各社に採用されています。
● 会社概要
商号:日本金属株式会社(NIPPON KINZOKU CO.,LTD.)
創業:昭和5年11月10日
設立:昭和14年12月2日
本社:〒108-0014 東京都港区芝5丁目30番7号
証券コード:5491(東証一部)
URL:https://www.nipponkinzoku.co.jp/
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