山陽特鋼が大幅反落、国内大手証券が目標株価を１５６０円へ引き下げ◇

　山陽特殊製鋼<5481.T>が大幅反落している。ＳＭＢＣ日興証券が４日付で、投資評価「２」を継続しつつ、目標株価を２４００円から１５６０円へ引き下げたことが弱材料視されているようだ。

　同証券では、３月に日本製鉄<5401.T>に対して行った第三者割当増資による、発行済み株数の増加を反映させ目標株価を引き下げたという。また、主力のベアリング鋼は産業機械市場などの落ち込みを反映して調整局面にあると思われ、特に欧州市場の需要環境は日本よりも厳しいと指摘。更に、前期末に事業統合を果たしたオバコ社（スウェーデン）の業績は会社想定を下回ると予想している。これに伴い、２０年３月期業績予想を営業利益１２２億円から９６億円へ、ＥＰＳ２５７．７円から１１０．１円とし、２１年３月期も営業利益１３４億円から１０６億円へ、ＥＰＳ２８２．５円から１２１．１円へ引き下げた。

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出所：minkabuPRESS