先読み作戦指令室＝日本コンクリート：業績上方修正期待、スマートグリッド関連の流れも

　日本コンクリート工業に注目したい。

　１０年３月期連結営業損益は１億５０００万円の黒字（前期３２００万円の赤字）の見込み。しかし、第３四半期（０９年４－１２月）の同損益は通信線路用ポール、ＰＣ壁体などの好調から９６００万円の黒字（前年同期４８００万円の赤字）を達成、業績進ちょく率は高い。しかも、例年１－３月に収益が上がる公共投資関連事業の比率が高いことを考えると通期業績上方修正の可能性が高そう。

　１１年３月期は地盤改良工事向け製品の拡大も加わり、収益拡大が続きそうだ。

　電力向けポール（柱）で強みを持ち、地中送電部材でも展開するなど、スマートグリッド（次世代送電網）関連の流れにも乗る。

　日足は４月１５日に１５６円高値を付けたあとに調整していたが、２５日移動平均線水準接近から再上昇の構えになってきた。ＰＢＲは０．４倍台と割安感も。

　午前９時１０分現在の株価は３円安の１５２円。



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［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社