ノザワ、今期経常を28％上方修正

　ノザワ <5237> [東証２] が2月12日午前(11:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比64.4％増の14.9億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の14.5億円→18.6億円(前期は12.1億円)に28.3％上方修正し、増益率が19.3％増→53.1％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5億円→9.1億円(前年同期は8.3億円)に80.6％増額し、一転して9.9％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.2％増の5.5億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の9.1％→9.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年11月11日公表の通期連結業績予想では、第３四半期以降に新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に表れる見通しに基づき業績予想を算定しておりましたが、第３四半期における当該感染症の影響は軽微であり、業績は堅調に推移いたしました。　第4四半期におきましても当該感染症の影響は2020年11月11日時点の想定ほどの影響はないと見込まれ、売上高は主力の押出成形セメント板「アスロック」販売が予想を上回る見通しであること等により増収となる見込です。営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益につきましては、増収及びNNPS（ノザワ・ニュー・プロダクション・システム）改善活動によるコストダウン等により増益と見込まれることから、上記のとおり修正いたします。※上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想数値と異なる場合があります。