最近の商品高を受け軟調な太平洋セメント、ファンダメンタルズ的には世界的な商品高の影響は今年も続くと思われ今期の企業業績も更に軟調を継続させると予測、全体的に高いＰＥＲ（23.05倍）も頂けない。ＰＢＲは0.75倍と割安な水準にあるが、市場全体的に見ると業績水準と比較してその程度の銘柄は他にも散見されている。

テクニカル的は、中期的な局面で三角保合いになる前に積み上がった信用買い残の整理とその後に取引された株価の出来高推移が２３０円～２７０円となっている事からその株価水準が今後の展開的に重しになっている事は明白である。信用買い残は、最近の動向として先週も上昇しているが、株価が最近軟調なのもマイナス材料である。
また日本株市場は、今年の3/17から戻しすぎた株価が他の国の株価と比較しても割高と判断される水準に来ており、騰落レシオも高水準で戻り売りになる局面と予測する。日経２２５銘柄に採用されているこの銘柄も外部的な売り圧力になる事が予測される。
よって以上の状況から売るには最適な局面と予測される。