旭硝子の前期、純利益67％減　欧州で生産停止へ労使協議開始　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　公開日時2014/2/7 17:17
　旭硝子（5201）が７日発表した2013年12月期連結決算（国際会計基準）は、純利益が前の期比67％減の161億円だった。　液晶向けや建築用のガラス価格が低迷したことが収益を圧迫した。前の期にタイ洪水関連で計上した受取保険金が前期はなかったことも減益要因になった。
　売上高は11％増の１兆3200億円だった。為替が円安方向に振れたことが見かけ上の増収要因になった。
ただ、欧州の建築用ガラスや液晶用ガラスは価格が下落していることが響き、採算は悪化。営業利益は21％減の798億円となった。
　14年12月の連結純利益は前期比24％増の200億円を見込む。税金費用などの減少を見込むため。売上高は６％増の１兆4000億円、営業利益は６％減の750億円の見通し。併せて、欧州子会社工場で、太陽電池用カバーガラスの生産停止へ向け、労働組合と協議を始めると発表した。協議開始は10日から。業績への影響は未定で、影響額は分かり次第開示する。
〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕より引用
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「業種ごとナンバーワン企業」でも厳しい決算に！