旭硝子、１０年１２月期連結業績予想を上方修正、ＦＰＤ用ガラス基板や自動車用が好調に推移

　ガラス大手の旭硝子が１１日引け後に、１０年１２月期連結業績予想の上方修正を発表。売上高は１兆３０００億円（前期比１３．２％増）を据え置いたが、営業利益を１６００億円から１９００億円（同２．２倍）、純利益を９００億円から１１００億円（同５．５倍）に引き上げた。第１四半期（１－３月）業績で、フラットパネルディスプレー（ＦＰＤ）用ガラス基板が堅調に推移。自動車用ガラスについても各国の自動車需要喚起策の効果で出荷が回復したため。

　１０年１２月期第１四半期決算は、売上高３１５０億９４００万円（前年同期比３３．３％増）、営業損益５３９億３４００万円の黒字（前年同期は５９億５４００万円の赤字）、最終損益３９７億３３００万円の黒字（同１３９億９１００万円の赤字）だった。

　終値は１２円安の１０４５円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社