コスモ石の１１年３月期営業利益は前期比１．８倍の６３０億円を想定

　コスモ石油は１０日引け後、１１年３月期の連結業績予想を発表した。売上高は２兆５５００億円（前期比２．４％減）、営業利益は６３０億円（同１．８４倍）、最終損益は１８０億円の黒字（前期は１０７億４０００万円の赤字）を見込んでいる。配当は前期と同じ、期末配のみの８円を予定している。

　１１年３月期を初年度とする「第４次連結中期経営計画」で掲げた石油精製販売事業の合理化、石油開発および石油化学分野での中・長期的な成長を目標とする。１１年３月期における業績算定上の前提は、原油価格が１バレル当たり７５．０ドル（前期は６７．９７ドル）、為替が１ドル＝９０円（同９２．８９円）。

　事業別に経常利益をみると、石油事業が１９５億円（同９３億円）、在庫評価の影響を除くと１７０億円（同４８２億円の赤字）。石油開発事業が３６０億円（同２９４億円）、その他事業が２５億円（同２３億円の赤字）。経常利益は全体で２５億円と前期の赤字２３億円から黒字転換する。

　１０日終値は前日比７円高の２４９円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社