新田ゼラチンが反落、国内有力証券は投資判断引き下げ

　新田ゼラチン<4977.T>が反落。岩井コスモ証券は１０日、同社株の投資判断を「Ａ」から「Ｂ＋」に引き下げた。ただ、この格下げは、株価の上昇を受けたもの。足もとの業績は好調なことから、目標株価は８５０円を継続している。

　ゼラチンの国内最大手でコラーゲン、ペプチドを含めた関連製品を幅広く展開している。ゼラチンは国内で食用およびカプセル用が堅調に推移したほか、食品材料も総菜市場向けや製菓・デザート用が順調。１７年３月期の連結営業利益は会社予想１５億円に対し１７億円（前期比３４％増）と増額修正を見込んでいる。また、再生医療用ゼラチンやコラーゲンの開発に注力している点も評価している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）