シーズＨＤがＳ安、１８年７月期営業利益が計画大きく下回って着地

　シーズ・ホールディングス<4924.T>がストップ安の４１１０円に売られている。１１日の取引終了後に発表した１８年７月期連結決算が、売上高５０９億３８００万円（前の期比１８．７％増）、営業利益８７億４７００万円（同２．１％増）、純利益５７億９００万円（同４．６％減）となり、従来予想の営業利益１０４億円を大きく下回って着地したことが嫌気されている。

　第２四半期からセドナエンタープライズが連結対象となったことに加えて、スペシャルケア商品の販売が好調な対面型店舗販売の売り上げが増えたことなどで２ケタ増収となった。ただ、セドナ連結による広告費をはじめとする費用の増加や、新ポイント制度浸透に伴うポイント活用の増加などが利益を圧迫した。

　なお、１９年７月期予想は、売上高５９０億円（前期比１５．８％増）、営業利益１００億円（同１４．３％増）、純利益６５億円（同１３．８％増）を見込むが、市場予想の平均は１１０億円強であり、これを大きく下回る見通しであることから、評価する動きは限定的となっている。なお、年間配当は前期比３円増の６０円を予定している。

出所：minkabuPRESS