ファンケルが新高値、第１四半期５億８４００万円の営業赤字もサプリなど新製品に期待感

　ファンケル＜4921.T＞が４日続伸、一時前日比５６円高の１３４８円まで買われ年初来高値を更新した。同社は１３日の取引終了後、今１５年３月期第１四半期（４～６月）連結決算を発表。売上高１７８億６３００万円（前年同期比１１．２％減）、営業損益５億８４００万円の赤字（前年同期実績３億５８００万円の黒字）となった。消費増税に伴う駆け込み需要の反動減に加えて、エステ事業を営む子会社「ノイエス」を売却した影響がでている。ただ、６月に新発売したダイエットサプリメント「大人のカロリミット」が好調に推移。化粧品では国内で「マイルドクレンジングオイル」や「洗顔パウダー」のドラッグストアへの卸販売を開始しており、これらの効果で第２四半期以降は販売増が期待されている。
　通期は売上高８１０億円（前期比０．１％減）、営業利益４０億円（同１．４％増）の従来予想を据え置いている。

ファンケルの株価は１１時現在１３３５円（△４３円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）