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ファンケルのニュース
皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。
『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。
株式投資を行う時に、必ず確認しておきたいのが業績です。業績が堅調な銘柄は長期的に見ると株価にも反映されている事が多いです。今回は、足元の業績と今後の業績拡大期待を確認しつつ、化粧品関連に注目しておきたいと思います。昨年5月以降、上昇トレンドを継続していた資生堂<4911>が上場来高値を更新し、堅調な値動きを見せていました。国内大手証券は2020年の東京五輪での知名度アップや中国人を始めとする海外需要の拡大を指摘し、投資判断や目標株価を引き上げる動きを見せています。こうしたビジネスチャンスは資生堂にとどまらず、化粧品関連株全体に広がる可能性があります。
●国内化粧品の市場規模
国内化粧品の市場規模は推定2兆4000億円とされ、「爆買い」ブームは一服したものの、インバウンド需要の継続で息を吹き返しています。化粧品業界を年間売上高規模で見ると、トップの資生堂<4911>、2位の花王<4452>が突出しており、3位グループをコーセー<4922>とポーラ・オルビス<4927>が競い、これにマンダム<4917>、ファンケル<4921>、ノエビアHD<4928>が続く展開となっています。主に、国内市場向けに商品提供をしてきた化粧品は高品質で信頼性が高いため、中国をはじめ所得向上中のアジア各国に輸出されています。
●国内化粧品関連の株価動向
2017年1月4日の株価を基準に見てみると、2018年7月11日は、花王<4452>は+46.75%、資生堂<4911>は+179.56%、コーセー<4922>は+130.43%、ミルボン<4919>は+112.32%、ポーラ・オルビス<4927>は+93.88%などと、足元で調整色が強まっているものの堅調であることが伺えます。
(代表的な化粧品関連の銘柄リストと比較チャートは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』をご活用ください。)
●化粧品関連のすそ野は広い
化粧品関連株はメーカーのほか、化粧品容器、化粧品卸、美容・理容サロン向け業務用など事業分野は広く、大型株から中小型株まで上場銘柄が多いことが特徴です。富士フイルム<4901>に続き、味の素<2802>、江崎グリコ<2206>なども化粧品分野への参入を始めています。市場を拡大している「日本食」と同じく「安全と安心」を背景に持つ化粧品が、成長市場となってきています。
●中国本土での需要の見込み
これらの需要を支えているのが、訪日外国人の存在です。2017年に関西国際空港のLCC便が拡大し、訪日外国人は増え続けています。特に、訪日時に日本の化粧品を購入し、自国へ戻ってからインターネット経由でのリピート購入も増えている流れがあります。5月24日には、中国政府が輸入化粧品の関税を引き下げる計画との報道もありました。これにより、中国本土でも日本の化粧品が購入されやすくなると言えそうです。花王は中国での売上規模も大きく、その他の銘柄も追随しています。化粧品関連株の動向を見る上では、インバウンド需要に加え、中国国内での消費動向からも目が離せません。
(代表的な化粧品関連の銘柄リストと比較チャートは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。また、ご自身の気になる銘柄を比較チャートに追加される場合は、『挿入』→『銘柄コード』→『銘柄コードに挿入』→『追加』されると変化率チャートに反映されます。)
次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。
※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。
(フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子)
<DM>
『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。
株式投資を行う時に、必ず確認しておきたいのが業績です。業績が堅調な銘柄は長期的に見ると株価にも反映されている事が多いです。今回は、足元の業績と今後の業績拡大期待を確認しつつ、化粧品関連に注目しておきたいと思います。昨年5月以降、上昇トレンドを継続していた資生堂<4911>が上場来高値を更新し、堅調な値動きを見せていました。国内大手証券は2020年の東京五輪での知名度アップや中国人を始めとする海外需要の拡大を指摘し、投資判断や目標株価を引き上げる動きを見せています。こうしたビジネスチャンスは資生堂にとどまらず、化粧品関連株全体に広がる可能性があります。
●国内化粧品の市場規模
国内化粧品の市場規模は推定2兆4000億円とされ、「爆買い」ブームは一服したものの、インバウンド需要の継続で息を吹き返しています。化粧品業界を年間売上高規模で見ると、トップの資生堂<4911>、2位の花王<4452>が突出しており、3位グループをコーセー<4922>とポーラ・オルビス<4927>が競い、これにマンダム<4917>、ファンケル<4921>、ノエビアHD<4928>が続く展開となっています。主に、国内市場向けに商品提供をしてきた化粧品は高品質で信頼性が高いため、中国をはじめ所得向上中のアジア各国に輸出されています。
●国内化粧品関連の株価動向
2017年1月4日の株価を基準に見てみると、2018年7月11日は、花王<4452>は+46.75%、資生堂<4911>は+179.56%、コーセー<4922>は+130.43%、ミルボン<4919>は+112.32%、ポーラ・オルビス<4927>は+93.88%などと、足元で調整色が強まっているものの堅調であることが伺えます。
(代表的な化粧品関連の銘柄リストと比較チャートは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』をご活用ください。)
●化粧品関連のすそ野は広い
化粧品関連株はメーカーのほか、化粧品容器、化粧品卸、美容・理容サロン向け業務用など事業分野は広く、大型株から中小型株まで上場銘柄が多いことが特徴です。富士フイルム<4901>に続き、味の素<2802>、江崎グリコ<2206>なども化粧品分野への参入を始めています。市場を拡大している「日本食」と同じく「安全と安心」を背景に持つ化粧品が、成長市場となってきています。
●中国本土での需要の見込み
これらの需要を支えているのが、訪日外国人の存在です。2017年に関西国際空港のLCC便が拡大し、訪日外国人は増え続けています。特に、訪日時に日本の化粧品を購入し、自国へ戻ってからインターネット経由でのリピート購入も増えている流れがあります。5月24日には、中国政府が輸入化粧品の関税を引き下げる計画との報道もありました。これにより、中国本土でも日本の化粧品が購入されやすくなると言えそうです。花王は中国での売上規模も大きく、その他の銘柄も追随しています。化粧品関連株の動向を見る上では、インバウンド需要に加え、中国国内での消費動向からも目が離せません。
(代表的な化粧品関連の銘柄リストと比較チャートは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。また、ご自身の気になる銘柄を比較チャートに追加される場合は、『挿入』→『銘柄コード』→『銘柄コードに挿入』→『追加』されると変化率チャートに反映されます。)
次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。
※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。
(フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子)
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